自律神経のトラブル・その2

64歳女性 Iさん、6年前に家庭の状況が原因でうつ病になり、それ以来安定剤や抗うつ剤を服用しておられました。漢方も一時使っておられたのですが、あまり変化がないとのことで相談に来られました。

のどが詰まり息苦しい、頭がカーッとした後フラフラし、その後がドキドキする、そして不安になるというパターンを繰り返しているとのことでした。他人からみると自律神経失調症の感じはなく、周りの人からは「お元気ですね」と言われようですが、本人はとても苦しく、答えようがないとのこと。皆さん同様に訴えられます。

そこでIさんには「抑肝散」を主とした漢方薬と、ドキドキしたときの頓服として<救心感応丸気>を使っていただきました。

2週間後の昨日に来店され、ドキドキするのがかなり少なくなったし、ドキドキの時に<救心感応丸気>を飲むとすぐに治まり、そのうち飲むことを忘れるくらいになっているとのことでした。

長期間の症状ですので、すぐに解決するとは思っていませんが、少しでも楽になれば安心感と自信が出来て、また良い方向に向かうものと思われます。『少しずつ、少しずつ』の積み重ねが良い結果につながると思います。

春に多い自律神経トラブル

春になると自律神経や不眠のトラブルが増えます。

昨日と今日,連続して自律神経トラブルの相談を受けました。いずれも若い女性で、安定剤や抗うつ剤、睡眠剤などをお使いになっています。しかし出来るだけ使いたくないとのことですが、この時期は気候の変化がホルモンに変調を来たすため、気分が不安定になり、漢方でも対応が難しい時期と感じています。

まずは身体を温め、元気をつけて、補血作用のある<婦宝当帰膠>を使い、また少しでも気分をリラックスすることを実感してもらうように<ハーブティSN>を使っていただきました。

自律神経系に使われる漢方薬は多種ありますが、それらを使う以前に<婦宝当帰膠>や<補中益気湯>などのような補気・補血剤をベースに使ったほうが良いと感じています。あくまでその方の状態や体質によりますが、身体を元気にすれば心も元気になるとの考え方によるものです。

自律神経のトラブル

いろいろなストレスがあって自律神経に影響を及ぼすと、動悸やイライラ、肩こり、不眠など様々な症状が現れます。このとき気分を安定させる生薬の含まれるものを使いますと、様々な症状が一度に改善します。

66歳女性Tさん、ご主人が脳梗塞で半身不随になって長く、心労も多いようで、上記のような症状を訴えられていました。医院では<抑肝散>の投薬を受けておられ、飲んだときはイライラ感が治まるのですが、動悸がとれず、スッキリしないとのことでした。

そこで、この薬に加えて<救心感応丸気>をお使いいただきました。1週間分だけお渡ししたのですが、気分が楽になるとのことで再び買いにこられました。

この薬は気付け薬とされていますが、成分の<麝香>は中に詰まった気を外に出し、<沈香>は気を安定させます。その他にも<竜脳>や<羚羊角>など、気に働く生薬がたくさん含まれますので、様々な使い方ができます。