ガンに対する中医学の考え方は、扶正袪邪(ふせいきょじゃ)が基本となっています。
扶正とは=正気の働きを助けること
袪邪とは=病気の原因を除去すること
この両面を並行して考えることです。
1980年~1990年頃は、ガンに対する健康食品が多種販売されていて、何がまともなものか分からない時代でした。
その頃漢方では、清熱解毒作用のある生薬を中心にお茶として使っていました。(漢方薬としては認められないため、お茶としていた)
例えば、半枝蓮、白花蛇舌草などが代表的な生薬で、がん細胞の増殖抑制を目標にしていました。
上記の、扶正袪邪で言えば、祛邪の面が中心になっていました。
しかし現在では、がんの方の状況によって、扶正袪邪の両面を考えるのが一般的です。
むしろ扶正、すなわち身体を補い、助けるのがメインになることの方が多いかもしれません。
高齢化社会に伴い、がん患者も高齢の方が多くなり、体力のない方が増えているため、あるいは西洋医学のがん治療が進んでいることもあって、漢方では自己免疫力や回復力を高めるのが中心になっているかと思います。

国立がん研究センター・がん情報サービスより転載
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇
健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ
陣で幅広くサポート。漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
取扱い商品・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局 宇治本店・京都四条店
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇