顎関節症の漢方
あごが痛い、あごがカクカク音がする、口が開きにくいなどの症状があれば、顎関節症が疑われます。
65歳のNさん、昨年からあごの痛みが増し、口が開けにくい症状がありました。
病院で顎関節症と診断を受けてマウスピースを使われていましたが、改善することなく相談に来られました。
Nさんは以前にも圧迫骨折をしたり、逆流性食道炎を患ったりしていましたが、特に大きなストレスもなく、現在は肩こりが酷くて辛いとのことでした。
そこでまずは頸部の緊張を緩和するよう、葛根加朮附湯などをお使いいただきました。
1か月後、あくびをしても痛かったのが、ほとんど痛みがなくなりました。
2か月後には、食事や口を開くときも、痛みはなくなり、漢方薬も減量することになりました。
この症状も漢方的な原因を正確にとらえることができれば、改善は早くなります。
顎関節症の原因としては、Nさんのように肩こりや頭痛、筋肉の疼痛などを生じる、関節部の筋の緊張や ストレスやうつ状態により筋肉の疲労を起こしている場合、関節部の器質的変形などがあります。
漢方では<痺症>といい、邪気が経絡を塞いで、気血が巡らなくなった状態に相当します。
改善方法は、凝りをとる、血流を良くする、気を巡らせる、温める、血を補う、気を補う、など、様々な方法があります。

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