秋の風邪、長引く咳には
先日ご来店されたKさん。
まだ9月末頃で、夜も少し蒸し暑かったため、うっかり窓を少し開けたままで寝てしまったそうです。
すると、やはり朝起きると喉が痛い・・・
その後、案の定、発熱したそうですが、風邪の方はすぐに対処したため、熱も下がり、なんとか悪化させずに1日ほどで良くなったそうです。
ところが、咳が少し残り、それも「風邪の治りかけのもので、次第に良くなるだろう」と思って放っておいたところ・・・
粘性の強い黄色い痰が絡み始め、咳もどんどん悪化していったそうです。
この秋という季節は、夏が終わり、冬に向かう途中の段階で、中医学的には、陽(夏・暑い)から陰(冬・寒い)へと大きく変化している時季です。この時季は、昼夜の寒暖の差が激しくなり、また空気も乾燥してきますので、とても風邪をひきやすい時期です。
また、この時季の風邪の特徴は、乾燥した空気が喉や気管支を傷つけやすく、咳が悪化して慢性化したり、長引きやすくなります。
漢方では
・まだ喉の痛みや、腫れ、炎症があるとき :桔梗石膏湯
・まだ粘り気のある黄色い痰が咳に絡むとき :麻杏甘石湯
・痰はほとんどなく、乾いた音の空咳がしつこく続くとき :/滋陰降火湯
などがオススメです。
Kさんにもこれらを服用して頂いたところ、3日ほどですっかり咳もなくなったそうです。
投 稿 : 古村 匡崇
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