自家中毒

小学校3年生のSちゃんは2年の夏休み明けから不登校気味になり、その頃からイライラが増え、時には悲しい気分になったり、夜中に吐いたり、様々な症状が出始めました。

お母さんが心配し、心療内科に連れて行かれたのですが、薬は出されずしばらく様子を見てくださいとのことでした。

しかし心配な状況が続き、漢方相談に来られました。
症状は前述に加え、寝ているときと起きた時に<引っぱられる>感じがするとのことでした。

そこでお母さんには焦らずに子供さんの気持ちをゆったりさせてあげて」というようなとお話をし、漢方薬は安神作用の<桂枝加竜骨牡蠣湯>を使っていただきました。

そして2週間後には吐くこともなくなり、少し自分から動き始めたとのことでした。
その後来られなかったので気になっていたのですが、先日来られてお聞きしたところでは、3カ月程は元気になって薬を飲まなくても調子が良かったのですが、また最近はしんどくなってきたので漢方薬を再開したいとのことでした。

自家中毒は周期性嘔吐症候群といわれ、疲れやストレスなどが引き金となり、自律神経が腹痛、嘔吐を引き起こすと考えられています。Sちゃんはこの疾患なのかわかりませんが、症状や生活背景から考えて漢方薬を決めることもあり、全人的にその方を捉えるのが漢方の特徴なのです。

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