西洋薬副作用軽減には漢方薬!

漢方薬で西洋薬の副作用を軽減するという使い方は、あらゆる疾患に適応でき、少し漢方を知る医師なら日常的に使われています。

いつも<小柴胡湯>を指名買いされている女性、何に使われているのか気になっていたのですが、今日お越しになったので尋ねてみました。すると彼女は抗うつ剤のデプロメールを使われていて、その副作用の胃腸障害である 吐き気、悪心、腹部膨満感を改善するためとのこと。

<小柴胡湯>を使うと全く副作用が無くなり、食欲もあり、おいしく食べられるようです。そして、『デプロメールを使っている方があれば、ぜひ教えてあげて下さい』と逆にお客様から教えていただきました。実際にお使いになっている方の言葉は一番確かで、ありがたい情報でした。

この他にも抗精神薬による口渇に<麦門冬湯>や、抗うつ薬の便秘に<大建中湯>を使ったり、様々な使い方があります。漢方と西洋薬をうまく使い分けし、併用することで、患者さんのQOLを高めることができます。うまくご活用ください。