あかちゃんとマクリ

マクリとは紅藻類の海人草のことで、江戸時代よりアヤギヌ(鷓鴣菜)とともに虫下しとして使われてきました。

戦後も学校で蛔虫の駆除用に生徒はいっせいに飲まされました。くさくてマズイお茶でした。これを胎毒を下すものとして使われる方もあるようです。

一方あかちゃんの胎毒下しは、本来は生薬を組み合わせた漢方処方で、

海人草に加え

大黄・・・便通をつける

紅花・・・血流をよくする

黄連・・・解毒作用など、

いくつかの生薬をあわせてつくるものです。

産後早めに飲ませると、出産時に口から入った毒素を排泄し、アレルギーや様々なトラブルの予防になると言われます。今も時々求めてこられます。