食用油に注意

新聞に掲載されていた話題ですが、米国ニューヨークでは、肥満や心臓病との関連が言われている<トランス脂肪酸>が含まれる油を、レストランやファーストフード店で使用することを禁止するとのことです。

この<トランス脂肪酸>は血液中の悪玉コレステロールをふやすため、動脈硬化を起こす原因にもなります。最近よく言われるメタボリック症候群にもかかわるものです。この脂肪酸は加工処理した植物油やマーガリンに含まれているもので、ハンバーガーやフライドポテト、揚げ菓子などで使われています。そういえば、以前からファーストフードにおける油の質は問題になっていましたね。

消費者はこれらに使用されている油までは判断できませんので、やはり自宅で菜種油などで揚げ物をするのが一番確実ではないでしょうか。便利をとるか?健康をとるか?は個々の判断ですが、成長期の子供には健康優先であってほしいものと思います。

漢方には<医食同源>という言葉があり、食べ物も薬も元は同じで、身体の健康にかかわるものと捉え食を大切に考えます。より自然に近い食生活にしたいものです。