風邪・鼻水・咳の処方

私事でよくある話ですが・・・

夕食後にうたた寝をした為に不覚にも咽の痛みが! しまったと思ったときは時既におそし、急いで板藍根含有健康食品を飲んだものの、あくる朝には鼻水とクシャミの連続でした。これは<風寒>にやられたと考え、定番どおり<小青竜湯>を服用したもののとまらず、さては体の奥にまで入ったと思い、補陽作用の<麻黄附子細辛湯>に変更し、少し小康状態を保ちました。

あくる朝からは咳と痰が始まったので<麻杏甘石湯>と<蘇子降気湯>を併用し、その次の日は乾燥咳に使う<麦門冬湯>に変更してようやく落ち着きました。

自分の状態はよくわかるので、その都度処方を変更しすぎて誤ることもよくあります。本来はそれほど変更せずに対応できるものなのですが、気が焦るための結果です。

漢方の大家が病んだとき、その先生が処方するのでなく、弟子や友人が考えて処方されるようです。私にはそんなことをしてくれる人はいませんが、他人になって客観的に自分を見る余裕が必要であることを感じました。