頭部の多汗
多汗症は発汗する部位や経過によって、その漢方的原因を探ります。
35歳のHさん、頭部や額の汗が多く、ご相談をお受けしました。
詳しくお聞きしますと、5年ほど前に仕事が忙しくなり、体調が悪くなったころから汗が気になり始め、緊張した時や、温度差で発汗し、発汗すると止まらなくなる状態が続いていました。
現在も緊張感や不安感があり、精神性発汗の要素が見られました。
緊張のために気が昇りやすく、そのためのぼせやすくなり、頭部の汗が多くなっていました。
そこで漢方薬は、不安感を軽減し、緊張を緩和する<疎肝・安神剤>と、こもる熱を軽減する<清熱剤>を併用いただきました。
3週間後、汗は少し改善しているように感じるとのことで、さらに継続していただきました。
この方は、元々緊張しやすいタイプだったことに加え、ハードな仕事によって<気虚>状態になったため、発汗のコントロールが弱くなったと考えられます。
まずは少しでも症状を軽減し、その後は気虚を改善して、疲れにくくすることや、緊張しやすいことを軽減することで、改善ができると考えます。

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