今日は時代祭でした

京都の三大祭りの最後を飾る<時代祭り>が行われました。この祭りは明治28年以来続いており、今年は103回目。澄み切った青空の下、色鮮やかな衣装をまとった2000人の行列は2時間に及びました。

 先頭は輝く女性が

京都府知事も・・

明治維新のころ

  新たに室町時代列が加わり

豪華な衣装に包まれて

70人の列に

洛中風俗列も

平安時代の紫式部も

いつの時代か牛車も列に

間隔を広くとって行列が進みますので、じっくりと見られました。

プラタナス・グンバイ

最近当店周辺のプラタナスの葉が変色して黄色くなってきたので、これは猛暑のせいかと思っていたところ、実はプラタナス・グンバイという北米産の昆虫が食い荒らしていることがニュースで報道されていました。(写真:右は正常、左は枯れ始め)

この昆虫は3mm程度の小さなもので、かなり繁殖している様子で、急激に葉が減少してきています。

人間も鳥インフルエンザやSARS,狂牛病のように国際的な感染がいつも問題になりますが、昆虫も国際化していることを実感しています。そして地球温暖化に伴って、動物や昆虫の動きがさらに異常になったりすると、環境破壊が進んでいることへの警鐘なのかなとも感じます。

この2~3日の異常な暑さも同様で、地球の未来に不安を感じざるを得ません。

祇園祭もおわりました

とは言っても、山鉾巡行が終わっただけで、この後も

24日 花傘巡行、

28日神輿洗式、

31日疫神社夏越祭など、

無病息災の儀式は続きます。

今年の山鉾は雨で大変でした。

10日鉾建ては朝から雨、

12日の曳き初めも雨、

14日の宵々々山はどしゃ降りで人出もパラパラ、

15日の宵々山は台風が通り過ぎた後で、42万人の人出でした。

16日宵山も夕方から雨がパラパラで38万人、

17日の巡行日は朝一番に降ってその後やみました。

これだけ雨に見舞われた祇園祭も珍しいです。それでも日程変更がないのが歴史ですね。

この大きなイベントも、多くの方の寄付で成り立っているのです。

祇園祭速報 3

台風を目前に控えた京都ですが、祇園祭の観光客は増えてきました。今日から大通りが歩行者天国になりますが、露天商もこの雨で大変な様子です。

長刀鉾ではみやげ物が売れていましたが、雨の中でアルバイトも大変です。

なんといっても<厄除けのちまき>がみやげの代表です。中味はないので食べられません。

長刀鉾では、昔のしきたりが受け継がれ、鉾に乗れないという<女人禁制>です。

街では、露天での汚れを嫌い、会社の入り口はすべてシートなどで覆われます。毎年後片付けが大変なんです。

通りで配っているただのウチワは、毎年異なって風物のひとつとなっています。

台風が早く通り抜けてくれることを祈って!!!!

祇園祭速報 2

雨の中、祇園祭の準備は着々と進んでいます。

今日は鉾の曳き初めがありました。組み上がった<菊水鉾>の動きを確認するため、囃子方も乗り込み、当日さながらで50mほど動きました。

<長刀鉾>も飾りつけが終わりました。

雨のため前掛にもビニールが覆って美しい飾りが見えません。

連日の作業でお疲れ? 

信号待ちで車から降りて写真を撮る人も! 

祇園祭速報  1

昨日の胴組み(本体の台座組み立て)に続き、今日は<縄がらみ> すなわち釘や金具を使わず、くさびと縄でくみ上げられました。あいにくパラパラ雨が降り、シ ートの下での作業でしたが、昔から祇園祭には雨がつき物で、慣れた様子でした。

その後、真木(長刀が取り付く長~い柱)が取り付けられ、しっかりと台座に固定されました。

午後からは鉾たてが多くの観客の見守る中、太いロープで引き上げられ高さ22mの鉾が立ちました。昔は人手で引いたとの事ですが、現在はウインチを使っています。

長刀鉾保存会の事務所にこれだけの資材が保管されているのには驚きです。

なお、山鉾巡行のコースは次のとおりです。

これで、仕事をサボっているのもバレバレですね。

おけそくさん

今日はお彼岸の中日で、先祖供養のお墓参りに行ってきました。

その途中で<おけそくさん>を買っていきました。この言葉をご存知でしょうか? 

<おけそくさん>とは京都などで使われている、仏前などに供える小さなお餅のことです。 調べてみますと語源は<御華足>と書き、机などの脚を意味し、ひいてはお供えをする台のこと、そしてお供えそのものに変わって行ったとの事です。さらに京都では丁寧な表現方法として、<お豆さん>のように何にでも<さん>をつける習慣があり、<おけそくさん>になったようです。

お彼岸をきっかけにひとつ物知りになりました。

祇園祭 7

今日は宵々山で、お囃子も始まりにぎやかになっています。

周辺では夕方から夜店が出はじめました。

今年は15、16、17日と休みの方が多く、最高の人出となるのではと言われています。車も混雑でお客さまも来れないため、当店は開店休業状態となりそうです。

祇園祭 5

すっかり出来上がった<長刀鉾>の周りは、観光客や写真家でいっぱいです。ここでしか買えないお土産もたくさんあります。

立て札には長刀鉾のいわれや歴史が書かれています。

巡行の日に<お稚児さん>がのるのはこの鉾だけで、また毎年行われるくじとり(進行順番をきめるくじ引き)が不要で、いつも先頭を行くのがこの鉾なのです。

祇園祭 4

今年は雨降りの日が少ないため、組み立ても順調で、ほぼ完成です。鉾の屋根についている金の<しゃちほこ?>も輝いていました。

細かい縄の芸術も、長年引き継がれてきた技術でしょうか。間近でみると、とても美しいものです。