頻尿の悩み

先日の、頻尿の話の続きですが、

https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2005/10/post-117.html

頻尿のために睡眠不足を訴えられる方は多いです。一時の冷えによるものはすぐに改善しますが、慢性的な冷えの場合は難しいこともあります。

Wさん46才女性、昼間も尿回数は多いほうですが、夜間も3~4回で眠る間がないようでした。経脈を温め、冷えをとるポピュラーな補血・利水の<当帰芍薬散>を使っていただき、最初は良くなったのですが、しばらくするとまた不調になりました。

今度は腎陽虚とみて補腎・利水の<真武湯>を使っていただき改善しましたので、しばらくはこの2種を交互に使っていたのですが、再び不調に・・・。

そこで同じ腎陽虚を改善する漢方薬で<海馬補腎丸>に変更し、現在は順調にいっています。しかし、この冬は再びお薬を変更することになるのではと今から思案しています。

薬の慣れが出てくるのか、なかなか難しい例です。

冷えと頻尿

朝方の冷え込みが気になる季節になりました。この時期の相談は冷えや頻尿が増えます。特に年齢が高くなるにつれて冷えの影響も出やすくなります。

Kさん66才女性、9月末に来店。「1週間ほど前から頻尿になり、1時間に1回トイレへ行き寝る間もないほどで、さらにすっきり出ないため下腹部に違和感があり困っている」と相談に来られました。

冷えによる膀胱炎の様子でしたので、身体を温め、排尿の力をつける温腎利水の<牛車腎気丸と、尿をすっきり出させる<猪苓湯>を組み合わせてお使いいただきました。

結果、4日後にはすっきり治り、お薬はやめられていたのですが、今週に入って再び同じ症状が出てきました。今回は<牛車腎気丸>だけをお使いいただき、しばらく続けるようにしていただきました。

冷えによる頻尿や膀胱炎はこれから増えてきますが、中から温める漢方薬を基本とし、少し利尿作用を加えるだけで短期間に改善します。

夜間頻尿

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、本当にピッタリ涼しくなりました。

朝夕涼しくなって急に問合せが増えた症状のひとつに、夜間頻尿があります。今まで暑かったので水分をとる量も習慣的に多く、また冷たいものを飲む習慣の方も多いと思いますが、彼岸を境にして生活を変更する必要があります。

70歳女性のTさん、急に頻尿になり、夜間は1時間ごとにトイレへ行くことになったがどうなったのだろう?と心配してのお問合せがありました。少し細く体重は40kgに満たず、外気の変化をすぐに受けてしまうタイプの方です。

まずは体を温めること、冷たい水はやめて温かいお茶にすること、汗もかかなくなった分だけ飲む水分量も減らして良いこと、そして手持ちの牛車腎気丸をしばらく飲むように電話で話をさせていただきました。

この牛車腎気丸は、腹部を温め、排尿をコントロールし、1回の尿量を増やすことで頻尿を改善する作用があり、これからの時期によく使う漢方薬です。Tさんも1週間以内に落着くことと思われます。