坐骨神経痛の痛み

86歳の女性Aさんは、7月から下肢の後ろ側に痛みを感じるようになり、
整形外科で鎮痛剤をもらわれていました。
しかし痛みが消えることがなく、漢方薬で改善しないかと相談に来られました。

痛みは特に朝方に強く、動き始めて昼ごろには少しましになるようで、
それ以外にも右肩の痛みや、夜間のこむらがえり、右手指の痺れなどがありました。

これらから漢方で言う<お血>や<風湿>が原因とみて、祛風湿活血の<疎経活血湯>を
お使いいただきました。

1週間後に来られ、脚や肩の痛みがかなり楽になり、こむらがえりも少なくなってきたと
喜んでいただきました。

まだ完治ではないので、そのまま続けていただいています。
通常は1カ月程度を改善の目安とするのですが、発症してまもない症状のためか、
効き目も早かったようです。

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リウマチ様症状が増えています

寒くなってくると特有の相談が増えます。

一番は冷え症と風邪や咳ですが、その他頻尿、膀胱炎、神経痛、頭痛、そしてリウマチに見られるようなこわばりや関節炎です。

リウマチの診断基準は次の6項目の内の3項目が該当すればリウマチと判定するようです。

①3つ以上の関節の圧痛と運動痛
②2つ以上の関節の腫れ
③朝のこわばり
④リウマトイド結節(皮下結節)
⑤CRP陽性・血沈値が20mm以上
⑥血液検査でリウマトイド因子がある

しかし、最初からリウマチの検査に行かれる方は少なく、冷えによる関節炎と思われて漢方相談に来られます。

漢方ではこれらの原因の多くが<寒湿>と捉え、身体を温めることと湿気の滞留をなくするような漢方薬を使います。例えば<桂枝加朮附湯>や<薏苡仁湯>など、症状と体質にあわせて使いますと、短期間で症状改善は望めます。しかし、リウマチであるか否かは判断できませんので、合わせて専門医の診断を受けるよう薦めています。

昨今、冬の時期になっても若い女性の間ではショートパンツをはいている方を多く見かけますが、冷えが様々な病気の原因になっていることに気づいてほしいものとつくづく思います。

漢方の入浴剤で痛み改善

リウマチの方や足腰の痛みがある方には、この時期は冷えて痛みが増し辛い季節です。

漢方薬で中から温めることで少しは改善しますが、すっきりと治まることは難しいです。

このとき漢方の浴剤を使いますと、芯から温まり痛みが軽くなります。それも一般的な粉末状の<○○温泉>とかいう入浴剤でなく、漢方の生薬が入ったものが最も温まります。

65歳女性Yさん、華道の先生で、仕事柄か坐骨神経痛で痛みがひどく、昨年末から漢方薬を使っていただきました。その時紹介したのが、生薬でできた入浴剤です。漢方薬もさることながら、入浴剤で温まるとすごく楽になると喜んでいただきました。その後、お知り合いの方が来られ、温まって汗が出るととてもスッキリするとのことでした。

この浴剤には8種類の生薬が入っていて、その内の<当帰>や<川きゅう><紅花>が血流を良くし、肌をすべすべにし、<香附子>の香で気分がリラックスします。

医薬部外品で、しもやけ、肩こり、リウマチ、神経痛、腰痛などの効能が表示されている、とても優れた浴剤です。ぜひ試してみて下さい。