心房細動と胃もたれ
62歳のTさん、5年前に心房細動による不整脈が発症し、カテーテルアブレーション治療を受けられました。
しばらくは治まっていたのですが、時々不整脈が発生し、胸苦しくなり咳こむこともありました。エコーでは、心臓の肥大や水腫が見られました。
その他、手足の冷え、頻尿、肩こり、などもあり、体調がよくないので、相談に来られました。
舌診では、淡舌(血液不足)で脈は細く、気血両虚の状態とみられました。
そこでまずは貧血を改善する<補血薬>と、心気虚を改善する<補気薬>を使っていただき、胸苦しさや不整脈が少しづつ良くなってきました。
その後、状況に応じて<益気通陽>の漢方薬を使い、合わせて再度のアブレーションも受けられて、順調に経過していました。
あるとき、おなかがもたれると不整脈が出やすいとの訴えがあり、おなかのもたれを軽減する<降逆・消痞>の漢方薬を頓服のようにお使いいただいたところ、さらに不整脈は軽減してきました。
よく、逆流性食道炎が自律神経を障害し、心臓や不整脈に波及するといわれますが、、逆流性食道炎でなくても胃の不調が他の臓器に及ぶことはあります。
漢方は、単一症状や単一疾患に対して作用するのでなく、全人的に身体全体を整えられるのが特徴です。
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