日本の名薬・橋本七度煎
昔から各地で細々と作られ続けた名薬が、少しづつ無くなっています。
その原因は、GMP(医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準)の厳しさや、生産性の問題、後継者の問題などがあるのかもしれません。
その一つに「橋本七度煎」があります。愛知県知多郡南知多町に工場があったのですが、すでに販売中止になっています。
この薬は、感冒・頭痛・のぼせ・腹痛・食不振・暑気あたり血の道・神経痛
などの効能がありました。
昔の薬は、様々な症状に対応する、総合的な薬が多かったようです。
成分は、阿仙薬、紅花、川きゅう、蒼朮、甘草、木香、桂皮、大茴香、厚朴、山奈、黄ごん、霍香、丁子、が少量ずつ含まれ、絶妙な構成になっています。
七度煎とは、5回は振出して紅茶みたいに服用し、後の2回は煎じて服用するという意味です。
これを欲しい方から時々問い合わせが入りますが、もちろん商品はありませんので、症状をお伺いしエキス剤を組み合わせて代用品で対応します。
Tさんも昔使っておられたのですが、商品が無くなったのでお困りでした。
症状は、胃痛、下痢、胃もたれなどでしたので、生薬構成から考えて、既存のエキス製剤の<漢方薬A> <漢方薬H> <漢方薬S>を少量ずつ組み合わせてお使いいただきました。結果、とてもよく効いたとのことことでした。
代用品はいろいろ考えられますので、ご相談ください。
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