高齢者の非結核性抗酸菌症
70歳のYさん、非結核性抗酸菌による気管支拡張症で、咳が多く、時に喀血をすることもありました。病院からは抗菌剤や止血剤が出てはいますが、なかなかスッキリせず漢方相談に来られました。
咳は、粘った痰が咽に引っかかり咳が出る、特に夜間の睡眠時に起きやすいとのことでした。
舌診では<紫舌>で<燥苔>、血流が良くなく、乾燥傾向もみられました。
そこでまずは気管支の乾燥を改善して咳を治める<漢方薬CS>などをお使いいただきました。
2週間経過後、咳は軽減し、夜間の咳が少し残る状態になりました。
この夜間の咳は<陰虚>からくるものと考え、今度は滋陰降火湯などをお使いいただきました。
少し時間をかければ、症状は軽減するものと考えます。
もちろん、血痰や喀血を予防するために<健康食品D>を併用いただきました。
高齢者は肺も気管支も乾燥状態になりやすく、そのため咳も出やすくなります。
気管支系に潤いを与えることで咳や喀血を抑えます。
抗酸菌症は抗菌剤を服用しても、菌が完全に消えることはまれですので、症状を緩和すること、日常生活を快適に過ごせることを中心に考えます。
漢方薬はこれらの症状改善には最適の方法と思います。
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