気候の変動とめまい
晩秋になると昼は暖かいのに、夜になると寒くなり、気温の変化がホルモンバランスや自律神経に影響を及ぼします。
この時期は風邪などとともにめまいのご相談も増えます。
43歳のKさん、最近生理前と排卵日あたりにフラフラするようになりました。
血圧は100前後で高くないのに、顔がのぼせて、逆に足は冷える感じがしていました。
フラフラする時はムカムカを伴い、動けないとのこと。
寝ている時は急にグラッときそうで、不安になっていました。
舌診では淡舌、白苔で、痰湿が多いようでした。
そこで、このめまいは<脾虚>により<痰湿>が滞留して起きていると考え、化痰熄風(痰湿を取り除き、めまい症状を軽減する)作用の<半夏白朮天麻湯>や<温胆湯>をお使いいただきました。
そして服薬後1日目で、頭痛やむかつきが治まり楽になったと効果を実感していただきました。
また睡眠も改善し、熟睡が出来て朝起きが気分良くなりました。
その後は咽に痰が詰まる感じや、おなかの膨満感が残りましたので、今度は痰湿をとるとともに気分をリラックスさせる漢方薬に変法しました。
この時期は症状が変化するのも早く、それに合わせて漢方薬も調整が必要になります。
よく漢方薬は長期間飲まないといけないと思われがちですが、多くの薬が即効性であり、状況の変化に合わせて薬を変えていくのが一番良い方法なのです。
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