尋常性乾癬の原因は、食生活やストレス、免疫異常と言われますが、はっきりとした原因の特定はできず、西洋医学でもステロイドなどの対処療法が主となっています。
漢方では、その方の仕事や生活環境、食生活、睡眠などをお伺いし、原因となるものを求めていきますが、多くはストレスが関連して免疫異常を起こしているのではと考えられます。
乾癬の症状は、境界の鮮明な大小様々な紅斑、白色の鱗屑(りんせつ)、乾燥などがあります。また、皮膚症状以外にその方の特徴となる症状が多くは見られます。
39歳のYさん、5年ほど前から背中、腕、下肢などに症状が出始めたのでステロイドをお使いになっていましたが、改善しないので漢方相談にお越しになりました。
詳しくお聞きすると、夏はましになるが冬は悪化しやすい、仕事のストレスは多い、緊張しやすい、肩こりが強く、時に閃輝暗点症状がでる、眼の奥の頭痛がある、などでした。
そこでストレスを緩和する<柴胡剤>や、皮膚の赤み、炎症を治める<清熱剤>をお使いいただきました。
飲み始めて2週間、頭痛が全く出なくなり、1か月後には皮膚も少し改善してきました。
その後中断されていたのですが、再び頭痛がひどくなったので、再開されることになりました。
乾癬に対する漢方薬は、紅斑に対しては<清熱解毒剤>など、原因となっているストレスを緩和する<疎肝剤>など、乾癬の増殖がひどい場合は<駆お血薬>などを加えます。
生活の改善と合わせて、時間がかかる疾患ですが、少しずつでも良くなると安心でき、疾患に対するストレスも軽減します。
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