薬の多剤服用がやめられない

漢方相談を受けていると、たくさんの種類の西洋薬を服用されている方をよく見受けます。
特に病院や診療所など複数の医療機関にかかっておられる場合は顕著です。

78歳のMさん、腎機能低下、狭心症、不整脈、過敏性腸症候群、不眠、など様々な疾患と症状でお困りでした。そのため西洋薬も、14種類を服用されていて、胃の調子も悪く、下痢になることも多くてお困りでした。

漢方薬をお勧めするにも、薬をこれ以上は増やしたくないので、症状にあわせて1種類をいろいろと変えていくしか仕方ない状態でした。

少し前にテレビで放映されていたのですが、心療内科はどんどん抗精神薬を増やしていって、気力も全くなくなった患者さんが、東京の精神科医に相談して、結果1種類の薬に絞りこんで、体調が良くなったとのことでした。

医師の判断ですので、薬の内容については意見はできませんが、14種類をいつまでも継続されていること自体、考えられないことです。

患者さんも、長い間お世話になっている医師に対して、意見も言いにくいようで、患者は医師や病院を選ぶのが難しい実態です。

以前から多剤投与のことは厚労省も課題になっているようですが、現実は何も解決していないようですね。

今日は患者様の立場で書いてみました。
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