多汗症の手術をされた後に起きる代償性発汗はとても辛いもので、手術をやらなければよかったと思われる方も多いようです。
漢方では、一般的な多汗症への対応より、さらに難しくなり、いろいろと考えながら対応します。
35歳の女性Rさん、掌の汗が酷いためにETS手術(腔鏡下胸部交感神経遮断術)を受けられたのですが、その直後から背中や足まで汗をかき、体中熱がこもり、のぼせる様な感じが強くなりました。
手術前は、手や足、腋などにじんわりと汗が出ていたのですが、手術後はびっしょりと汗が出て、今までにない状態になったようです。
そこでまずは、発汗できないためにこもっている熱を冷ますこと、汗腺の働きを正常にすることから始めることとし、漢方薬は清熱作用の<黄連解毒丸や、衛気を高める<衛益顆粒>をお使いいただきました。
そして1か月後には、寝汗は減って熟睡出来る様になり、背中の暑くなる感じや、熱が頭に上がってくる感じは軽減しました。
しばらく継続した後は、発汗に対する過敏さを抑えるような漢方薬も必要となります。
状況の変化に合わせて漢方薬を調整していくことが必要と考えます。
◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇
健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
漢方薬のことなら是非当店へおまかせください!
オンラインショップ・ブログ・コラム等コンテンツ盛りだくさんのHPは
コチラ→http://www.kanpou.info
漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局
◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆◇◇◇◇◆◇◇◇◆◆◇◇◇◆