乾燥肌の相談は女性に多く見られますが、男性でも特に中年以降の方の相談があります。
58歳の男性Uさんは5年ほど前から乾燥肌が気になりだし、特に11月頃から悪化し、痒みがが出て困るとの相談を受けました。
既にご自分で<当帰飲子>という、乾燥肌に使う漢方薬を服用しておられましたがあまり改善しないとのことでした。そこで漢方薬は滋陰効果のある<八仙丸>などをお使いいただいたところ、3日目から痒みが軽減し始めました。
痒みに対する漢方薬は、血液不足のために皮膚に充分な血液が補われず乾燥する場合は<当帰飲子>を使いますが、高齢者などで肌に充分な水分が行き届かない場合は<八仙丸>を使います。
またこれ以外には、血液の流れが悪い場合などでも痒みが生じますが、いずれも体質に合わせて漢方薬を選ぶことが大切なのです。