ストレスが皮膚に及ぶ

ストレスは様々な症状を生みます。

23歳の女性、全身の痒みがひどく夜も寝られないので困っておられました。最初は代理の方が聞きにこられたのですが、本人を見ないと判断できないので、とりあえず<漢方薬U>をお使いいただきました。

その後本人がこられ、何度か話しているうちに様々なストレスがあることがわかり、さらに体重も少なく、<血虚>の体質でもありました。

そこで皮膚の痒みや乾燥を改善する<温清飲>や<当帰飲子>、血虚を改善する<婦宝当帰膠>などを使っていただき、4ヶ月ですっかり痒みは無くなり、お肌の乾燥も改善し、さらにうれしいことには、表情が明るくなったことです。

最初にお越しいただいたときは「いやいや来た」といわんばかりの険しい表情だったのが、いろいろな話をしている間に変化し、やさしくてかわいい女性になっておられました。この方の皮膚トラブルは、漢方薬以上に<精神状態>が効を奏したのかもしれません。とてもうれしい症例でした。

1件のコメント

  1. 健康ブログ

    ストレスについて2

    Q: ストレスが関係している病気にはどんなものがありますか?

    A: それはいろいろとありますね。プライマリーケアといわれる診療科に来る患者さんの3分の1が、原因の分からない身体愁訴だといわれています。これにはストレスが原因の場合もあるし、そうでない場合もあります。

     問題は、単にストレスだけが原因というわけではなく、その人の体質も影響していることです。例えばストレスが加わると血圧が高くなりますが、その人……

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