牛蒡子の抗がん作用
2010年に、国立がん研究センター東病院が、牛蒡子(ゴボウの種)に膵臓がんの増殖を抑える作用があることをマウスの実験で確認したと発表されました。
それによると、牛蒡子に含まれるアルクチゲニン(Arctigenin)が、細胞に引き起こされた小胞体ストレスを軽減することで、様々な変性性疾患にも効果があるとのこと。
その後、富山大学の和漢医薬学総合研究所と共同で臨床試験が行われているようです。
マウスの実験では、アルクチゲニンを口から与え、およそ1か月後には投与しなかったマウスに比べてがん細胞の成長が3分の1ほどに抑えられたようですが、牛蒡子そのものではなく、微量の成分抽出を行ったものを与えているわけですので、成分量やマウスの体重換算などを考えると、人間が使う場合はどのくらい大量の牛蒡子を使うことになるのでしょう。
報道によって、牛蒡子が効果があると聞くと、すぐにそれを使いたくなるのは当然ですが、牛蒡子は<苦甘・清熱・解毒>の性質を持ち、標準的な使用でも下痢になる場合があり、大量使用はできない生薬です。
補助的に使われる方もありますが、ほとんど効果が期待できないことを申し添えています。
マスコミの発表はもっと配慮して行うべきと、つくづく思います。

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