生理が来ない!

急激なダイエットや強いストレスで生理が乱れたり、止まる方がよくあります。

23歳のNさん、ダイエットをされて以降、4ヶ月間生理が来ませんでした。そこで心配になり婦人科でホルモン治療を受けられたところ、すぐに1度だけ生理は来たのですが、また止まってしまいました。

その後3ヶ月経過しても来ないため、今回は漢方で根本的に改善できないかと相談に来られました。

手足が冷え、疲れやすく、ストレスを受けやすい方でしたので、補血作用の<婦宝当帰膠>、疎肝作用の<加味逍遥散>、そして冷えにも使う<双料参茸丸> という、このような相談の時によく使う組み合わせで始めていただきました。

そして6日目、早速に生理が来たとのこと!あまりの速さに当店も驚きでした。

これから周期が安定するまでしばらく時間がかかるとは思われますが、漢方を信じていただいて本当によかったと思っています。

産後の生理と授乳の関係は?

一般的に出産後に母乳を飲ませていると、赤ちゃんが吸う刺激によりプロラクチンというホルモンが分泌され、このプロラクチンには排卵を抑制する働きがあるので、生理が来ない方が多いといいます。

しかし現実は授乳中でも生理は来ますし、妊娠もします。

ある統計では出産後2~4ヶ月に生理が来る方が最も多く、次いで2ヶ月未満、そして4~6ヶ月という順になっていました。また1年を超えても授乳を続けている方もあり、その場合は生理も1年以上来ないケースもあります。すべてゴナドトロピンなどの性ホルモンのコントロールによって決まるものですが、個人差があるのには驚かされます。

そして2人目の子供を希望されて、早く断乳したいといって相談に来られる方もありますが、漢方では健康食品<炒り麦芽>を用いるものの、短期間でとまる場合と1ヶ月を経過してもとまらない場合があり、やはり個人差があります。

ホルモンの働きは複雑で緻密なものであることを感じます。

生理不順

昨年5月に生理不順で相談にこられた30歳のNさん、仕事のストレスで生理が止まってしまい3ヶ月以上経過していました。

早速補血作用の<婦宝当帰膠>、疎肝作用の<逍遥丸>、活血作用の<桂枝茯苓丸を服用していただき、その後すぐに生理が来て、多少期間に変動があるものの、10月まで順調にきました。もう大丈夫と思われて薬をやめられ、<漢方薬F>だけを続けておられましたが、その後は再び生理が止まってしまいました。

先日再度相談に来られ、うまくいっていた最初の薬を使っていただくことになりました。この方は元々血圧が低く、脈拍も少ないため、血流量が極度に少ない体質で、半年では体質は変化しなかったようです。

疾患にもよりますが、漢方薬は症状が改善すると徐々に減量し、廃薬するのが普通なのですが、体質改善には時間を要するケースも多く、薬の減量の仕方も個々人にあわせて工夫がいるのではと思った症例です。

生理がこない! 4

連続して生理の話を書いてきましたが、偶然にも処方が3人とも同じになっていました。

生理が来ないときに使う漢方薬は、他にもたくさん種類がありますので、<婦宝当帰膠>と<冠元顆粒>だけだと、絶対に思わないでください!

例えば、ストレスや生活環境の変化がきっかけとなって止まった場合は<逍遥丸>や、食欲不振などで栄養不良・貧血などが関連するときには<六君子湯>を、冷えが続いたことが影響する場合は<温経湯>など、他にもあります。

漢方はすべて、その方の体質と現在の症状によって、用いる漢方薬が変わることはいうまでもありません。

生理がこない! 3

昨日の続きです。

26歳のOL、結婚されていて妊娠希望の方の話です。生理周期は40~60日で、昔から遅れ気味でした。冷え性が強く、ひどいときには仕事中に痺れを感じることもあるとのこと。血流計で測ってみると、末梢血管への血流が悪く、これが生理不順の原因であることは明らかでした。

まずは補血の<婦宝当帰膠> と 活血作用の漢方薬を使っていただきました。1ヵ月後来店され、手足が温かくなり、めまいや立ちくらみも消えていました。その後も生理は40以内に来るようになり、結果4ヶ月目でめでたく妊娠されました。

この方の場合は比較的スムースに改善したのですが、本来は結婚する前に生理を整えておくことが大切です。『早い手当て』が『早い結果』を生むのです。

生理がこない! 2

生理不順の原因は、ストレスや疲労などが一般的でおおくありますが、先天的?なケースもあります。いわゆる機能不全にあたります。

高校生の頃から生理が止またという24歳のAさん。数年の間にホルモン剤の治療を3回ほどしたが、やめたら生理が来ないという繰り返しでした。またお薬を服用するたびに、腹部が痛んだり、手が痺れる、嘔吐するなどの副作用があり、怖くなって漢方相談にこられました。

検査ではE2が低く、卵胞が成長していないと言われていました。体温は低く35度以下、極度の冷え性で、顔色も白く、漢方でいうところの「血虚+血お+腎陽虚」の状態でしたので、漢方薬は補血のための<婦宝当帰膠>や活血の<桂枝茯苓丸>などを使っていただきました。

服用後1ヵ月目に生理が久々に自力できました。お薬は調整しながら続けていただき、次は10日目に、その後18日目に、そして20目にと、順次正常な周期に近づいていきました。現在は24日周期で、生理期間も5日間と、量も正常な状態になりつつあります。

女性にとって面倒なことのように言われる方もありますが、来ない方には深刻な問題です。

Aさんには『女性としての幸せな人生』に一歩近づいてきたことを、喜んでいただいています。

生理がこない! 1

生理が来ない、または生理不順等の相談の方は大変多いです。

早い時期に漢方相談に来られると比較的短期間に改善しますが、婦人科でホルモン治療をされていて、自力では生理が来ない方の場合は時間がかります。それでもほとんどの方は改善しますので、あきらめないでください。

31歳の女性、以前から生理が来ない月がありましたが、その時には補血作用の【婦宝当帰膠】と活血の【桂枝茯苓丸】を飲んでいただくと、1週間程度で来るのであまり心配されていませんでした。しかし今回は3ヶ月間来ていないということで、改めて相談にこられました。

今までのお薬でも改善すると思われたのですが、しばらく続けて、しっかりと治した方がよいと思い、同じ薬をを3ヶ月ほど続けることをお勧めしました。

薬を飲み始めて1週間で早々に生理が来たと報告のお電話をいただき、あまりにも早い改善に驚きでした。

この方には、再び止まることのないように当初の予定通りお薬を続けていただき、体質改善を図るようにしていただいています。