今日は宵山で、最高の人出。烏丸通や四条通は歩行者天国になって、露店が並んでいます。
当店の漢方サロンから見た、夕方の烏丸風景です。
五条方面
四条方面
高齢者やパーキンソンなどの疾患で、手や指が震えるというケースはよくあります。
70歳のOさんは、普段は震えることはなく、字を書こうとすると震えるために書きづらくなります。
また、アルコールを飲まないでいると震えがなくなるとのことでした。
最初は肝機能による影響かと思ったのですが、まずは平肝熄風の薬<抑肝散>をお使いいただきました。
その後2週間すると震えは少しましになり、更に漢方薬を継続されて改善の兆しが出始めました。
抑肝散は平肝熄風剤で、緊張などによる肝気の高ぶりを軽減するもので、子供の疳の虫や大人のイライラにも使いますが、このような震えにも早い効果を発揮する漢方薬です。
しばらく続けられると、完治するのではと期待しています。
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健康増進・男性の悩み・皮膚病などあらゆる漢方ジャンルをスタッフ陣で幅広くサポート。
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漢方の健伸堂薬局・漢方の市兵衛薬局
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自然生えのように、肥料も剪定もしていないビワの木にたくさんのビワが実りました。
店頭に売られているビワとは異なり、小さくて所々の色が変わり、見た目は良くないのですが、小さくても甘くて、ちょっと酸っぱさがあり、香りは一人前で、昔ながらの味がします。収穫は家庭菜園ならぬ、家庭果樹園の楽しみです。
ビワの葉には精油成分のほか、ビタミンBやC、クエン酸が含まれ、抗炎症作用があります。
漢方では鼻炎に使う</KH1065.html”>漢方薬S>に含まれ、また江戸時代に暑気払いの薬として使われた<枇把葉湯>に用いられています。
また民間では、アセモのときの入浴剤として</UD1103.html”>ビワヨウ>がよく使われています。
男性にも更年期のような症状が現れるケースがあります。
以前に紹介しました45歳のTさんは更年期の症状で、心身の疲労を改善する補腎剤の<海馬補腎丸>や<参馬補腎丸>をお使いいただきイライラやほてり、乾燥感は少し改善してきましたが、
https://www.kanpou.info/blog/ichizen/images/2008/12/post-770.html
睡眠が浅く、夜中に目が覚めるとその後眠れなくなるとのことでしたので、その後は<酸棗仁湯>をお使いいただきました。
1ヵ月後お越しになり、睡眠も少しずつ長くなり、体調もよくなってきたと喜んでいただきました。
更年期に限らず、長期の疾患に対しては漢方薬Jのような<補腎剤>を併用することで、基礎的な力をつけることも必要と考えています。
昨年の秋にアルツハイマーに<抑肝散>が効果があるとテレビ放映された時、何人かの方が求めて来られました。その作用を大阪大学の先生が研究された結果が発表されていました。
それによりますと、抑肝散がアルツハイマーの原因とされる脳の神経細胞の変異や細胞死を抑制する効果があるとのこと。
漢方では認知症に対していくつかの薬があり、学会でもたくさん発表されていますが、興奮や妄想や暴力的な方には<抑肝散>を用い、貧血傾向や物忘れ、不眠傾向の方には安神作用の<心脾顆粒>を、その他にも高血圧やのぼせのある方には<釣藤散>や、腎虚の症状があるかたにはそれを改善する<六味丸>なども使われています。
いくら認知症に使われるといっても、その方の症状と体質に合う必要があります。ご相談ください。
先日、中国のウナギから薬品が検出されたとのニュースが流れましたが、中国だけでなく日本でも自分が知らない間に<許可された添加物>が含まれる食品をたくさん食べているのです。
このことを詳しく書いた本があり以前に読みましたが、それ以来気にしながら結局食べざるを得ない状況に追い込まれていることがわかりました。
書名:食品の裏側(安部司 著) サブタイトル:知れば怖くて食べられない
そして昨日参加したある研修会で知ったことですが、米を煮る時に分解酵素の添加物を入れると、ふっくらと甘いご飯が炊け、寿司用に使われているとか・・・。まるで<古米>が<コシヒカリ>に変わる魔法の薬のようです。いままで普通米を上手に炊いているのだと思っていた自分が恥ずかしくなり・・・驚きでした。
消費者がうまい物を求め、それに応じて企業が添加物を考え出すという繰り返しのようでしかたないことかもしれませんが、何か忘れられていますね?。
野菜も土質の劣化や栽培方法の変化などで、昭和25年の頃の野菜に比べ、最近のものは栄養価が1/4以下になっています。
食の問題は健康被害も含め、今後さらに大きくなっていくと考えます。
スタートといっても良いスタートでなくてすみません!
京都では今週、2月14日頃から花粉が飛散し始め、熱がないのに鼻がグズグズして、風邪みたいだという相談に来られています。
例年花粉症でお困りの方はいつも同じ漢方薬を使っていただいていますので心配ないのですが、初めての方は風邪と花粉症の区別がつかないようです。まだ初期の段階ですので殆どの方が衛気を高める漢方薬ででおさまると言われています。
原典処方を<玉屏風散>というこの漢方薬は、生薬の<黄耆>が衛気を補う=表皮のバリアーを強め、<白朮>が消化機能を高め、水分代謝も良くする、<防風>が風邪の深入を防ぐという組み合わせです。
これによって風邪を引きにくい体質をめざしますが、ちょうど花粉症の症状にもピッタリ合います。