めまいの原因はいくつかあり、それぞれに対応する漢方薬があります。
しかし、何を使っても改善しないめまいの事例を紹介します。
73歳のSさん、2月ごろからめまいが始まりました。
症状は、良性発作性頭位めまい症のようで、頭を動かしたときに回転性のめまいが生じる状態でした。
そこで良く知られたエプリー法で治そうとされたところ、めまいの症状は更に悪化しました。
症状は、右下にして起き上がったときや、横になったときにクラクラとして、1分程度で治まる状態でした。
エプリー法とは、三半規管の耳石の動きにより生じているめまいに対して、 耳石をもとの位置に戻す頭の動作で、よく使われているものです。
その後、漢方薬を使うことになり、水滞(水分の滞留)の改善や、腎虚(疲労や代謝低下)の改善、ストレスによる気の上衝を軽減する方法など、様々な対応をしましたが改善しませんでした。
そして3か月後、大きなストレスとなっていた行事が終了して、緊張が取れた後すぐにめまいは消失しました。
結果、原因はストレスが大きかったために頭部に緊張が継続し、耳石の調節がうまくできなかったためと思われます。
頭部筋肉の緊張を緩和する漢方薬もあり、最初からこの考え方を継続すべきだったと思いました。
今後の勉強になった事例でした。

芍薬の花が満開
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