不眠の漢方薬はたくさんあり、症状と体質によって使い分けます。
大きく分けて、入眠障害や中途覚醒、早朝覚醒などがあり、その原因が推定できます。
50歳のUさんは11時ころに寝付くのですが、4時間程度で目が覚めて、その後寝られなくなりました。その原因は仕事に関するストレスとわかっているようですが、考えないようにしていても考えてしまうとのことでした。
また、不安感が少しあったり、夜間のトイレ回数も増えたようです。
そこで漢方薬は、ストレスを緩和し、気分を安定させる柴胡剤の<漢方薬SK>をお使いいただきました。
2週間で少し良好で夢を見るのも減ってきました。
さらに1か月後にはかなり改善し、その後は眠前に1回服用するだけでも良くなりました。
今回は2週間でその変化が見えましたが、1か月で改善しない場合は見直す必要があります。
また高齢者の不眠は、睡眠時間が5時間で足りるケースもあり、10時に就寝すると3時に目覚めて、その後寝られないと訴えられる方もあります。
不眠ではなく、それで正常な状態とお話ししても理解されないこともあります。
年齢、仕事、性格、ストレス、飲酒、生活リズムなど、様々な要素から適した漢方薬を選ぶ必要があります。
大きなユリが咲きました
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