中医学の古典にも汗の話は書かれています。
中医学で<汗は心の液>と考えます。
<心>は五行で<火>に属していて、心が暑さの影響を受けるとその熱をさますために発汗し、体温を調整します。
・過剰な熱がかかると汗は多くなるので、そのためには心の中にこもる火(心火)を冷ますこと(涼心)が必要になります。
・また、汗は皮毛(皮膚)から出るが、この皮膚の働きをコントロールしているのは<肺>であり、肺の働きを高め、皮膚の働きを強めて汗を治めます(斂肺)
これらに使う生薬はたくさんありますが、特に、竜骨、牡蠣、黄耆、五味子、等を使うと記されれいます。
汗の主な体質的原因には
1、肺気不足
肺は身体の表面を守るバリア(衛気)をコントロールしています。
この衛気が弱ると汗腺の働きが低下し、汗が漏れ出ます。
2、栄衛不和
虚弱な人が外界からの影響を受けて、身体の中と外の(栄衛)バランスが崩れたとき汗が出ます
3、陰虚火旺
身体の水分バランスが悪いために、手足がほてったりすると(虚火)火が水分を外に出してしまうため汗となります
4、湿熱鬱蒸
甘いものや酒、脂質などの過食によって湿が脾胃に停滞し、熱を生じて湿熱を生むために発汗します
などがあります。
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