漢方薬・補中益気湯
補中益気湯は体力と気力を補う代表的なお薬で、別名で医王湯とも言われるほど、医薬の王様的な存在です。
それほど効果が期待できる範囲が広く、江戸時代の漢方医の書物の中に、補中益気湯を用いる8つの目標が書かれています。
・手足の倦怠感
・声に力がなく小さい
・目に力がない
・口の中に白い沫が生じる
・食べ物の味がしなくなる
・熱い食べ物や飲み物を好む
・お臍のところで動悸がする
・脈に力がない
そして今までもたくさんの方にお使いいただきました。
74歳の女性Tさん、食欲がなく、無理に多く食べるとしんどくなり、体重が減少してきたので相談に来られました。そこで<補中益気湯>をお使いいただいき、1か月後から体重が増え始めました。もう1年以上継続されていますが、食欲もあり、とても元気になられました。
70歳のNさん、疲れた時やゆっくりしている時に頭が重くなりました。年齢や体力を考え、<補中益気湯>をお使いいただいたところ2か月目から頭痛はなくなり、疲れにくくなったとのことでした。
その他には、微熱が取れない、抜け毛がひどい、めまいをよく起こす、痔が再発しやすい、下垂傾向、過食症、精子数が少ない、など様々な方に使っていただきました。
重宝なお薬です。