心の病

昨日の続きですが、心の病に使う漢方薬はたくさんあります。

イライラが強い時や、子供によく使われるのが「抑肝散」、不安感が強いときには「柴胡加竜骨牡蠣湯」など、また極度に不安定とかヒステリーなどに「甘麦大棗湯」等々、掲げだしたらきりが無いほどあります。但し、漢方はその方の体質により異なりますし、ましてや難しい症状ですので、自己判断での使用は絶対控えてください。

心の病は特にカウンセリング的な要素が重要ですので、「はい、薬どうぞ」などというものではありません。しっかり、じっくり聞いてもらえる所でご相談されることが大切です。

漢方によって少しは症状改善されても、根本的な解決は別問題です。その方の置かれている状況の改善や、将来的なことなどに一定の方向性が見出さなければ、根本解決にはならないのです。相談に来られる方もそれは充分承知なんでしょうが、漢方でなんとかしたいという気持ちだけでは難しいです。

なお経験的には、こんなとき気楽に使える「健康食品S」は薬ではありませんが評判は良いようです。