「舌痛症と漢方薬」
■舌に炎症や潰瘍などの病変がなく、機能も正常なのに、舌にピリピリ感や灼熱感などの痛みを感じる疾患です。
原因となる疾患があり、そのために二次的に生じる口の中、舌や歯肉の粘膜などが炎症を起こして痛むケースがある場合は、その原因となる疾患を改善します。
これとは異なり、何かに熱中している時には痛みを感じないような心身症があります。
西洋医学では主に抗うつ薬を中心とした薬物療法が行われます。
舌痛症の中医学的対処法
■漢方では
この症状は閉経前やそれ以降の女性に多く見られ、ホルモンの影響やストレスなどが関連していると考えられます。
舌の熱感、ヒリヒリ 舌の上部が痛む |
胃熱が関連していると考えられます。 |
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口中が乾燥 | 口中が乾燥し、舌や口唇も乾燥する場合は、胃陰虚と考えます。 |
舌の側面が痛む 口が苦い |
肝鬱気滞によって生じる肝火が関連しています。 |
舌の先端が痛む 赤みがある |
心火が関連していると考えます。 |
舌が渇く | 口渇や咽の渇きがある、のぼせや火照り、不安感や不眠などを伴う場合は心陰虚と考えられます。この場合は、心陰を補う薬を用います。 |
舌痛症の症例
舌がピリピリ https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2017/07/post-3048.html舌の痛み https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2015/05/post-1265.html
舌の違和感 https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2015/01/post-1239.html
舌炎 https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2006/07/post-297.html
舌炎の痛み https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2006/03/post-218.html
舌炎の痛み https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2006/03/post-216.html
舌痛症に用いる漢方薬
黄連解毒湯 加味逍遥散 滋陰降火湯 麦門冬湯 天王補心丹
亀板配合食品 など
※体質により漢方薬は異なりますので、ご相談ください。
※その他にもたくさんのケーススタディがありますので、ブログ内で検索してみてください。