過呼吸の漢方
産後は貧血や子育てによる体力消耗で<血虚>となり、精神的な障害が発生することがよくあります。
40歳のMさん、産後に不安神経症のような症状が出始め、胸痛や不眠、動悸などが起きていました。
胸痛は考え事や心配をすると発生し、朝起きに動悸がしたり、目の視点がついていかないなどの症状でした。
そこで自律神経を安定させる<柴胡桂枝乾姜湯>や血液を補い、気分をリラックスさせる安神作用の<心脾顆粒>などをお使いいただいて、すっかり落ち着きを取り戻していました。
その後調子が良かったのですが、知人のお通夜がきっかけで過呼吸が起きて、手足が硬直するような状態になりました。少し息苦しく、気分はザワザワとして落ち着かず、また過呼吸が起きそうな感じがするとのことで、今回は漢方薬を<甘麦大棗湯>に変更して継続してもらいました。
その後徐々に落ち着いて、1日1回の服薬でも安心な状態になりました。
ちょっとしたことでまた不安に感じることが出るかもしれないと、そのまま継続されています。
この漢方薬Kは、甘草、小麦、大棗の3種類の生薬成分で、穏やかな作用のものばかりなのですが、その効果はシャープで、パニック障害やザワザワ感などで落ち着かないときには即効性があります。
なお大棗は<なつめ>のことで、作用は<養営安神>すなわち甘みをもってリラックス効果を生みだすものです。
店頭でも<なつめ>を常時置いています。
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