60歳のAさん、昔から下痢傾向が続いていましたが、5年前に病院で<過敏性腸症候群>との診断があり、止瀉薬や整腸剤などを服用されていました。
また元々自律神経トラブルがあり、安定剤も併用されていました。
しかし症状が改善しないので漢方薬を併用したいとお越しになりました。
症状は、水溶性の便が多い時は6回以上、おなかはゴロゴロと鳴っていました。
舌診では<紫舌・無苔>で脾胃陰虚と見られました。
そこでまずは代表的な薬<参苓白朮散>や<大建中湯>などをお使いいただきました。
1か月後、便が形になってきて、少し外に出かけられるようになったと、変化が見られました。
その後良否を繰り返していたのでお薬を変更し、<半夏瀉心湯>や<五苓散>などを使い、3か月後には排便が1日2回になり、生活も楽になってきました。
元々自律神経が関連している疾患ですので、少し気分をリラックスさせる漢方薬も使いながら、3年後には下痢はすっかり治まり、1日1回服用とされていました。
それでも下痢の心配が抜けないので、漢方薬を継続されています。
下痢の漢方薬はたくさんあり、体質と症状によっていくつかの薬を適宜組み合わせることで、完治も可能になります。
投稿者:古村学
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