「酒さの症状と漢方薬」
■酒さは、顔の中央部の頬と鼻に生じる発赤で、慢性炎症性疾患です。
症状は、鼻の先端部や頬の発赤で、慢性的になり、毛細血管拡張と脂漏を伴うこともあります。
ほてり感や刺激に過敏になることもあります。
酒さの種類と中医学的対処法
■漢方では
1,更年期に関連する 酒さ |
女性ホルモンの低下に伴って、様々な症状、いわゆる不定愁訴が生じます。 |
---|---|
2,ストレスなどの 「気逆」による酒さ |
ストレスが引き金になって、気が上がり、熱も上昇し、顔に熱がこもります。 |
3,食後に悪化する酒さ | 胃腸機能が弱いと、食事によって胃が過剰に働き、胃熱を持ちます。 |
4,酒さ様皮膚炎の場合 | ニキビ治療のためにステロイドを使われた後に起きる酒さ様皮膚炎は、炎症を軽減する清熱薬だけでなく、乾燥を軽減して潤いを持たせる補陰薬などが必要です。 |
いずれも発症のきっかっけを捉え、その原因や症状によって対応します
酒さの漢方処方例
十味敗毒湯 温清飲 桂枝茯苓丸 加味逍遥散 柴胡加竜骨牡蛎湯
抑肝散 女神散など多数
※体質により漢方薬は異なりますので、ご相談ください。
酒さの症例
- 酒さ様皮膚炎 https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2021/05/post-4815.html
- 酒さ様皮膚炎 https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2019/10/post-4529.html
- 酒さ https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2019/10/post-4532.html
- 冷えのぼせと赤ら顔 https://www.kanpou.info/blog/ichizen/2019/12/post-4567.html
※その他にもたくさんのケーススタディがありますので、ブログ内で検索してみてください。