ぎっくり腰の辛さ!

新年おめでとうございます。

本年も皆様にお役に立つようなブログを綴ってまいりますので、宜しくお願いします。

私事になりますが、お正月明け早々にぎっくり腰を起こしました。一般的にぎっくり腰は、重い荷物を持ったときや不自然な姿勢が続いたときに起こる<急性腰痛症>ですが、繰り返す方は、<運動不足>や<座ったままの仕事>そして<年齢に伴う筋力の低下>などが原因と思われます。

今回は思い当たる原因がないのですが、もしかするとお正月の食べ過ぎ状態で胃の負担が大きくなり、背筋の緊張が引き金になったかと考えます。

ひどい場合は、寝転んでも寝返りが出来ない、起き上がれないほど辛く、経験した方でないと分からないものです。高齢者やその他の疾患でも、寝返りが出来ない方は多く、その辛さを改めて知ることができました。そして、立って歩けることがどんなに幸せなことかが分かります。

ぎっくり腰の時はマッサージは厳禁ですが、経絡に沿った<針灸治療>は効果が早いです。背筋の緊張をとる<芍薬甘草湯>や、アリ成分配合健康食品を使うことで改善が早くなります。

でも根本治療はやはり運動をして、背筋を鍛えることですね。

慢性腰痛の原因は?

先日の新聞記事で慢性腰痛の話が書いてありました。

福島県立医科大学の紺野先生によると、従来腰痛の原因は腰椎の変形や異常によるものと考えられてましたが、異常がなくても腰痛がある人が7割、MRIで異常が認められたのが3割とのことです。そして異常のない腰痛の原因は、不安やストレスなど、心理的、社会的要因が関連しています。また、椎間板ヘルニアの人でも、手術をしなくて治る人が約半数あるようです。こういった整形外科の疾患でも、ストレスが大いに関連していることを再確認できました。

実は、漢方では以前から腰痛やギックリ腰はストレスに関わるとしてよく知られていて、漢方医の故・相見三郎先生は気分の病(現代の言葉では、自律神経失調症に相当する病)による腰痛には<桂姜棗草黄辛附湯>という漢方薬が即効性があるといわれ、以来漢方界ではよく使われて実績があります。

昔から行われていた漢方の智恵が、西洋医学でますます明らかになっていくことは喜ばしいことです。

そういえば先日から当店のスタッフも腰痛を発症していましたので、このブログを読むように言わなければ!

ストレスの腰痛

先日のNHK生活ホットモーニングで「ストレスと腰痛改善」の話題がありました。

その概要は・・・腰痛というと、老化とともに出るとか、無理な姿勢や運動不足により発生すると思われがちですが、それだけでなく実は社会的・心理的ストレスが強く関わっているという話でした。そして、仕事の悩みや人間関係、家庭内のストレスがあるときは注意が必要ということでした。

実は、漢方では以前から腰痛やギックリ腰はストレスに関わるとしてよく知られています。

有名な話で、相見三郎先生は気分の病(現代の言葉では、自律神経失調症に相当する病)による腰痛には<桂姜棗草黄辛附湯>という漢方薬が即効性があるといわれ、以来漢方界ではよく使われて実績があります。

この漢方薬は、体の芯が冷えているのを温め、元気が落ちているのを助け、陰陽のバランスを整えるお薬です。ということは、体が冷えると自律神経が乱れやすく、それにより腰痛が引き起こされるという事です。近年、冷蔵庫やクーラーの普及で身体が冷え、低体温の方が増えています。生活の変化が、腰痛だけでなく精神・神経系の病を増やしているのではないでしょうか。