「海外研修報告」
海外研修28 : 山東中医薬大学 山東中医院
2018年6月4日~10日の間、山東中医薬大学で研修がありました。
朝7時羽田空港から北京空港✈️、北京駅から新幹線で、山東省の済南駅に19 時に到着。
ホテルに21時30分到着。
翌日の8時から研修が始まります。
強行軍です。
孫先生の外来研修。凄い患者数です。昨日の妊娠数は80名とか。
年間3000名をこえるとか。
凄い人気の先生です。
2時間の研修の間に20人くらい次々と妊娠報告があり、先生もニコニコでした。
少しでも、必殺技を学んでいきたいと思います。
午後からは講義です。
翌日も朝早くから講義を受けました。
生殖医療の主任医師、連方先生が外来を休んで、私たちのために時間を作ってくれました。
講義室は近代設備を整え、とてもきれいで、おどろきました!
講義は私も経験する「未破裂卵胞」(LUF)のおはなしでした。
原因から、症状、治療、西洋医学の治療法、そして中医学の治療にいたるまで、とても分かりやすく、丁寧に説明してくれました。
お客様の顔を思い出しながら、帰ったら、この知識を生かして、改善していこうと思いました。
病院側に多大なご迷惑をおかけしながら、勉強させていただきました。
感謝です。
午後も2人の先生の講義でした。質問を受けながらの講義には、居眠りもできない、緊張しながら、最後はテスト?のおまけ付きで、楽しい講義もありました!
研修が終り、せっかく来たのだからと、観光に出かけました。
山東省の済南から山西省の太源まで、2時間半の新幹線の旅をしました。
新幹線は日本の“のぞみ”とよく似ていて、乗り心地も良かったですが、車両と車両の間が
ドアが解放されているため、風通しも良く、匂いも入ってきます。
特にトイレがある車両はちょっとちょっと…と敬遠したい感じでした。
太原では2700年の歴史がある町・平遥にいきました。
そこには中国4大古城の一つで、城壁がきれいに残されている平遥・古城にいきました。世界遺産に登録されています。
とても1300年代に作られたとは思い得ないほどきれいに保存されていました。
城壁からみる町並みは歴史的文化遺産と思えるほど、素晴らしいものでした。
宿泊も世界文化遺産の中にあるホテルで、めったに宿泊できません。
ホテルのたたずまいは映画にも出てくる光景で、中国文化が漂う、素敵なところでした。
時間があればもっとゆっくり堪能できたのに…と残念な思いもしながら、次の地に移動しました。
太原の町に戻り、“双林寺”というお寺を拝観。
北魏の時代に建てられたという双林寺、
素晴らしい仏像の数々。美術大学の学生さんが仏像のデッサン、彫刻に訪れているくらい
数多くの仏像がいっぱい。
素晴らしい仏像の数々に「もっと眺めていたい」そんな思いが残る駆け足拝観でした。
お昼は太原の迎賓館で豪華にお食事。
味も、食材もとても食べやすく、好き嫌いの激しい私には珍しいほど、
沢山食べられ、満足、満了。
その後、“傳山記念館”に行きました。
行ってみてびっくり。傳山さんは、婦人科でかの有名な傳青主先生だったのです。
絵画のほうで有名だったようで、多くの絵画や書が残されていました。
勿論ありました。
「傳青主女科」の本も展示されていました。
思いがけない偉大な先生の遺作が集めてあり、とてもうれしくみんなで記念撮影しました。