「海外研修報告」

海外研修21 :陝西中医学院附属病院 賀院長の講義<流産についての研修>

■2013年10月10日

外来、病棟と婦人科の疾患を研修中です。
病棟は初期流産の漢方治療。入院して漢方薬を服用。状態は安定しています。
外来は帯下(オリモノ)病に方が多くみられました。

午後は陝西中医学院付属病院の先生達も同席して、賀院長の講義を受けました。
我々日本から研修に行った一団と一緒に、さながら日中合同勉強会でした。

やはり流産を繰り返す方はしっかり体作りをすることの大切さを強調していました。
私たちも、皆様との相談の際は「体つくり」を強調していますが、同意見でとても意を強くしました。

この病院でも鍼と薬を併用して多くの疾患を治療して効果をあげています。
この事も私たちが目指していることと一緒で、今後の行き方に自信をもちました。

■ 10月11日
まずは外来から。
自然流産、人工流産いろいろな方がこられています。
皆さんもちろん体質を見て症状により、使う漢方薬がちがいますが、煎じ薬ばかり処方されています。

日本のように飲みやすくなったエキスや丸剤はあまりありません。
入院病棟では、つわり(妊娠悪阻)の方の漢方治療を見てきました!
ここでも漢方は威力を発揮していました!

■2013年10月11日

今回の研修ではとても偉い先生の講義をうけました。
広い中国の中でも、中医学の医師として最高位に送られる’国医大使’の称号を与えられている先生の講義を受けることができました。
栄誉なことで、大変ラッキーでした。

30人ほどいた’国医大使’も、今では10人ほどしか存命していないそうです。
国から最高の栄誉を与えられ、大学病院も誇りでとても大事に対応されていました。

その先生のお話もありがたく拝聴してきました。
お話は「活血化お」、皆さんが飲んでいる冠元顆粒のような、血液循環のお話しでした。

またまた応用範囲が増えました。

■2013年10月16日

研修も無事終えました。

研修終了証書もいただきました。

勉強の御褒美に西安の観光やサプライズを写真で披露しますね。

お世話になった陝西中医学院付属病院の先生方をお招きしてのお食事会の時、10月生まれの私を始め、国医大使の先生も御一緒に「誕生会」をしてくれました。
ケーキ、祝い麺、桃の饅頭…思わぬ祝いに感激でした。
皆さんにおすそ分けして美味しく頂戴しました。

西安は中国の歴史、文化、遺跡の町。
見どころ満載です。
有名な兵馬俑です。

 

陝西中医学院付属病院

陝西中医学院付属病院

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