「のぼせ・ほてりの症状と漢方薬」

女性によく見られるのぼせは、「冷えのぼせ」の場合と、更年期などで見られる「気の上衝によるのぼせ」が多く見られます。
ほてりは、手のひらが熱い、足の裏が熱いなどで、症状が強い場合には不快感が伴います。 男女関係なくこれらの症状は見られます。

のぼせ・ほてりの中医学的考え方

漢方では、のぼせ・ほてりの原因を捉え、様々な対応が可能です。
・<冷えのぼせ>の場合は身体を温めるとともに、血流を良くして身体の上下の温度バランスを良くする「桂枝茯苓丸」などを用います。
・更年期に生じるのぼせの場合は、ホルモンバランスを整える「加味逍遥散」などを用います。
・ストレスなどで自律神経に及ぶ場合は、急激な緊張やのぼせ、動悸を伴います。  「柴胡桂枝乾姜湯」や「苓桂甘棗湯」など様々です
・手足のほてりの原因は、手足に水分が不足する<陰虚体質>が多く、「瀉火補腎丸」などを用います。

のぼせ・ほてりの漢方処方例

桂枝茯苓丸  加味逍遥散  瀉火補腎丸

※体質により漢方薬は異なりますので、ご相談ください。

※その他にもたくさんのケーススタディがありますので、ブログ内で検索してみてください。

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