「難聴と漢方薬」

■難聴は、外耳と中耳の障害によって音がうまく伝わらない「伝音難聴」と、内耳や脳に問題があり、音をうまく感じ取れない「感音難聴」の2種類があります。
伝音難聴は、中耳炎や外耳炎、耳硬化症などが原因となります。
感音難聴は、突発性難聴、騒音性難聴、メニエール病、音響性難聴、老人性難聴、低音障害型感音難聴などがあります。

難聴の中医学的対処法

■漢方では
西洋医学と同様に難聴を生じた原疾患の改善をはかりますが、特にその疾患を生じた体質やきっかけを知ることで、根本治療ができるのが特徴です。

突発性難聴

ストレスや過労、睡眠不足、糖尿病などが引き金となります。
ストレスの場合にはストレスを緩和する疎肝剤や、水分などの代謝を促進する利水剤、化痰剤などを用います。

メニエール病

メニエール病のページを参照
https://www.kanpou.info/o/menieru.html

老人性難聴

加齢によってと脳が障害されて聴こえにくくなっている状態です。
漢方では老化現象を「腎気の衰え」と捉え、腎気を増す、生命力を高める補腎薬を用います。

低音障害型感音難聴

低い音を聞きとる能力が阻害される難聴で、ストレスなどがきっかけになることが多く見られます。
このストレスを緩和することを目的とし、疎肝剤や安神剤を用います。

※ 耳鳴りを伴うこともありますので、耳鳴りのページも参照ください。
https://www.kanpou.info/o/37.html

難聴の漢方処方例

滋腎通耳湯 八味丸 温胆湯 柴胡加竜骨牡蠣湯
甘麦大棗湯 釣藤散 など多数

※体質により漢方薬は異なりますので、ご相談ください。

※その他にもたくさんのケーススタディがありますので、ブログ内で検索してみてください。

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