「イライラ・怒りっぽい症状と漢方薬」
イライラは誰にでも日常的にありますが、特に更年期の女性や、月経前症候群として発症する場合は
対応が必要になります。
これも病気ではありませんので、西洋医学では対応されないので漢方が有効です。
イライラの中医学的考え方
漢方では、年齢や原因によって様々な改善策があります。
・子供の疳の虫は<肝気>が昂ぶるためで、<抑肝散>などを用います。
・更年期の方には、その他の症状もあわせて改善する<加味逍遥散>などを用います。
・赤ら顔で極度に怒りっぽい方は<心火>が燃え盛っていると捉え、<黄連解毒湯>などの心火を冷ますものが適します。
なお、子供のイライラでお母さんもイライラするケースがほとんどで、この場合は<親子同治>、すなわち親子とも同じ漢方薬を服用します。
イライラすると周囲も苛立ちますので、早めの改善が必要です。
イライラの漢方処方例
加味逍遥散 抑肝散 瀉火利湿顆粒
※体質により漢方薬は異なりますので、ご相談ください。
※その他にもたくさんのケーススタディがありますので、ブログ内で検索してみてください。