「海外研修報告」

海外研修報告1 : 成都中医薬大学 研修

1995年10月 古村学先生が、日本漢方協会のメンバーで成都中医薬大学に行きました。
成都は中国・四川省の省都で、古くから『天府の国』と呼ばれてきたところです。
この町にある成都中医薬大学で行われた中薬国際学術会に参加しました。
日本からは富山医科薬科大学の生薬学の権威、難波恒夫教授が特別講演をされ、その他中国の生薬や中医学専門の先生方が講演されました。
隣に座った新疆ウイグル自治区の医師とは漢字の筆談で何とか意思疎通できました。
四川省は生薬の宝庫、中国でも最大の産地で生薬市場も大きいです。
中国では生活の中に漢方があり、自分の健康は自分で守るのが基本です。
市場では商人だけでなく自家用として個人で買う人も多いです。
また大学の資料室には生薬標本が多種保存され、珍しいもの(虎の骨格など)も見ることができました。
構内にある付属病院も大きく、ここでも中医学と西洋医学をあわせて(中西医結合)総合的な治療が行われています。

 

大学正門にて
大学正門にて

病院の生薬調合作業
病院の生薬調剤室

生薬市場にて
生薬市場にて

生薬市場にて
日本漢方協会メンバーと

生薬市場にて
難波恒夫先生と