「妊娠力を高める生活改善」

その5 早寝早起きの習慣を

ダイエットに注意不妊と睡眠

毎日の生活の中で一番気になるのは睡眠のとり方です。基礎体温表を測る時間帯を伺っても、早い方で5時、遅くても6時には計測しています。女性の慢性的な睡眠不足も問題です。

1日のリズム

昼間は生体も自然界も活動を開始し、活発に動きます。夜になると活動を控え、お休み状態になるのです。真夜中の12時は宇宙の陰気が充分満ちてきます。この時間帯に休むことが陰気の充電、疲労回復には最適なのです。
夜に充分な睡眠時間がとれないというのは、宇宙の陰気(自然界のエネルギー)が充分享受できないということ。肉体と精神疲労が回復されず、宇宙からのエネルギーも蓄えられなくなります。
宇宙の陰気が旺盛な時間(22時から2時頃)に休めば、生きていくエネルギーの腎精・腎気が充足され元気が回復します。この腎精・腎気の蓄えが妊娠するための身体づくりとして必要です。

早寝早起きで質のよい卵に

妊娠力を高めることは、腎精・腎気を補うことで、早寝早起きをすることです。「質のよい卵ができない」、「原始卵胞が少ない」、「AMHが年齢のわりに低い」といった方は、早く寝ることをおすすめします。
女性ホルモンは夜(寝ている時)に蓄えられます。 静かに安静にしている時に「卵」も安心して成長します。卵が成長するのは卵胞期、つまり陰の時期なのです。陰を充分補うためにもは早い時間に就寝することが大事になります。
よい卵(精子)を望むなら、早寝を実行しましょう。