当店実施の漢方セミナー
枇杷葉 /バラ科
中国中南部原産、常緑高木。「大薬王樹」とも呼ばれ、民間療薬として親しまれている。枇杷の由来に関しては諸説あるが、葉の形ないし実の形が楽器の琵琶に似ていることから命名されたといわれている。
用法の一例
あせも
→葉を3枚ほどちぎり、水0.5リットルで煮出し、冷めた汁で患部を洗うようにします。
打撲・捻挫
→ビワの葉約30枚を水洗いして、1センチほどに刻み、水気をとってから広口びんに入れ、ホワイトリカーを葉が浸るまで注ぎ、2〜3週間おいてからこれをこし、脱脂綿に浸して患部にあてます。その上から乾いたタオルなどをのせて、さらにカイロで暖めます。これは前もって作っておくとよいでしょう。
咳止め、暑気あたり
→ 胃腸病には、葉2枚をちぎり、水0.4リットルを加えて煎じ、約2分の1の量まで煮詰め、適当なときに飲むようにします。
≪性味≫ 苦・涼
≪帰経≫ 肺・胃
≪効能≫
化痰止咳
降逆止嘔
消炎
≪漢方処方≫
「枇杷葉湯」
庶民の夏の暑気払に盛んに飲まれていました。 枇杷葉湯(びわようとう)は、ビワの葉に肉桂(にっけい)、霍香(かっこう)、莪述(がじゅつ)、呉茱萸(ごしゅゆ)、木香(もっこう)、甘草(かんぞう)の7品目を同量混ぜ合わせて、煎じて作ったものです。てんびん棒を肩に「ご存知本家天満難波(てんまんなには)橋朝田枇杷葉湯(びわようとう)・・・」と売り歩くさまは、浪花や江戸の風物詩だったようです。

