当店実施の漢方セミナー
どくだみ /ドクダミ科 /十薬
日本各地に野生する多年草で東アジアに広く分布する。生の全草には特有の臭気があるので何か毒でも入っているのかと、ドクダメ(毒溜め)の名から『ドクダミ』に変化した。『大和本草』(1708)『わが国の馬医これを馬に用いると、十種の薬の効能があるので、十薬という』。また、『本草綱目』『熱毒癰腫、瘡痔脱肛を散じ、せん疾を絶ち、とう毒を解す』とあり。
【採取時期】:5〜6月花が咲いている時期に全草を採取し日干しする。
【用法】
生薬…生葉を水洗いし紙に包んで火にあぶり、軟らかくなったら、腫れ物の大きさに切って患部にあて絆創膏で止めておくと膿を吸出し、腫れも引く。(化膿性の腫れ物) 汁を外用、浴場用。(湿疹・痔疾患)
乾葉…20〜30gをお茶代わりに毎日服用する。(利尿・便秘・高血圧予防)
ハトムギとドクダミをあわせて茶にする。(美顔・美肌)
若芽…てんぷらや、葉を塩茹でにして水でさらし、味噌とみりんで和える。(食用)
【ドクダミローションの作り方】
<材料>
ホワイトリカー---1.8L
ドクダミ乾燥葉---50g
グリセリン---100cc
<作り方>
1.広口瓶にドクダミとホワイトリカーを入れる。
2.冷暗所にて1ヶ月以上保存する。
3.ガーゼもしくは、濾紙でこす。
4.グリセリンを入れて出来上がり。
【漢方薬として】
魚腥草(ぎょせいそう)または、じゅう采の名で用いる.
《性味》辛・寒
《帰経》肝・腎・膀胱
《効能》
清熱解毒(痰熱壅盛の腫れ物、膿血痰など)
利水消腫(排尿困難、尿湿濁、浮腫など)
《成分》
生薬…デカノイルアセトアルデヒド、ラウリルアルデヒド
乾燥葉…メチルノニルケトン
《漢方薬》
五物解毒湯
加味魚桔湯
参苓白朮散
《類似・鑑別》
数珠球(ジュズダマ)---
表面は灰白色の硬いホウロウ質で指で押しても砕けない。種子を川穀といいヨクイニンの代用とします。

