下痢は、大腸の水分吸収に問題がある場合や、腸粘膜の分泌異常亢進が原因となっています。
急性の下痢は、感染症や食事に関連するもの、暴飲暴食、冷え、神経性のものがあり、慢性の下痢は、潰瘍性大腸炎などの炎症性や、消化不良、内分泌疾患などが原因となります。
漢方では、主に慢性の下痢に用いられ、下痢の状態により処方を考えます。主なものは、
(1) 常に冷えがあり、水様性の便
(2) 胃弱で食欲不振や食後に胃がはり、軟便
(3) 夜明け前に腹痛し、冷えがある
(4) 排便後すっきりせず、腹部の張りが強い
(5) 便に熱感があったり、血便が出る
などがあり、それぞれ対応する漢方薬があります。