鼻炎

「鼻炎の症状と漢方薬」

この症状が長期間続くと慢性鼻炎となり、先の症状に加え、頭痛や頭重感、口が苦くなったり、口渇が酷くなります。
さらにその状態が悪化すると、副鼻腔に膿がたまり、蓄膿症となります。
鼻の奥の鼻腔部分が熱を持ち、鼻汁は出てこないが、いつも違和感を感じる、鼻閉などの症状が続きます。

漢方薬はこれらの症状と病気の過程によって、いくつもの種類があります。
よく使われる主な漢方薬を紹介しますが、体質によっても異なりますので、ご相談ください。

漢方処方例

■急性鼻炎

  • 鼻水ダラダラ:小青竜湯や苓甘姜味辛夏仁湯
  • 頻繁なくしゃみ:衛益顆粒
  • 鼻づまり:鼻淵丸、辛夷清肺湯

■慢性鼻炎

  • 頭痛、頭重、鼻詰まり:荊芥連翹湯
  • めまい、倦怠感:衛益顆粒

■副鼻腔炎

  • 鼻詰まり、鼻痛:鼻淵丸、荊芥連翹湯
  • 膿が多い:排膿散及湯
  • 熱感:銀翹散

なお、花粉症による鼻炎症状は<花粉症特集>をご覧ください