漢方について①陰陽のバランス

こんにちは!健伸堂薬局スタッフの山崎です。

秋が深まり、乾燥するこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか??
最近、SNSなどで、体調に合わせて東洋医学的な考え方を取り入れたいけど
根本的な考え方が分からなくて困る…という意見を多く見受けられました。
確かに、大枠をつかんだ方が物事は分かりやすいものですよね。
なので今回は漢方について(初回)をしたいとおもいます!!
漢方について
気虚や血虚と言われますが、よくわからない….
では、まず漢方とは?から考えてみましょう。
漢方は、
身体と心をひとつとしてとらえ、全体の調和をはかり、
人が本来持っている病気と闘い、治す力(自然治癒力)を高めることに重点をおいています。
精神的な不安や心配ごとなども含め、その原因、根本から解決し、
本来あるべき体質に戻していく、という個々の状態を重視したものなのです。
漢方には陰と陽という概念があります。
人間は陰と陽のバランスで良い状態を保っています。
は熱、火、エネルギー
もし陽が少なくなると(陽虚)、陰の力が大きくなり、バランスをくずしてしまいます
よく寒がる、四肢が冷たい、寒さに弱い、
疲労感、風邪をひきやすい、息切れ、胃もたれ、下痢、頻尿
舌は湿潤、白苔がつく、歯痕がつくことも
脈は遅く、力が弱い
は寒、水、血
もし陰が少なくなると(陰虚)、陽の力が大きくなり、バランスを崩します
手足がほてる。
口中が乾燥する。
尿量は少なく、尿の色も濃い。
舌は乾燥して、舌苔は少ない。
脈が細い
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そしてこの陰と陽は五臓にも関係しています。
即ち、五臓によって症状が違うということです。
ではその五臓というのは何なのか?
それを理解するために、次回は五行の説明から…