認知症にならないために/こむらがえりが辛い 2005/10/25号
読者のみなさま、こんにちは!
オンラインショップ【漢方の健伸堂薬局】のウエブマスターを兼ねる
古村学(こむら・まなぶ)です。
最近、新聞やテレビなどでIT関連の会社がよく話題になります。
それだけ時代の変化が早く、
企業の盛衰も早くなっていることを感じます。
その一方で、<スロー・・・>という新しい言葉も流行し
よく聞かれますね。
でも、<スローライフ>は
単に「ゆっくりと過ごす」という意味でなく、
金銭的にも・時間的にも・余裕を持って
「人間が人間らしく生きる」という感じらしいです。
そして、<スローフード>とは
食の楽しみを、楽しみとして、
「身体に優しい食事を摂ろう」ということだそうです。
さらに、<スローヘルス>とは
「しなやかな健康法」ということらしいです。
しかし、特定商品に結び付けて使われていて
スローもすでに商品名になってしまったか、とがっかりします。
その他、
<スローワーク>
<スロースリープ>
<スロードリンク>
いずれも、
「自分のペースにあわせて」とか
「昔の生き方に回帰する」とか
「昔の良い商品を見直す」とか
の意味に使われています。
『なんでもスロー』がブームになってきましたが
あまりブームに踊らされることなく
過ごすのが本当の<スローライフ>です。
私も一言!
漢方こそ、本当の【スロードラッグ】ですね。
■■本日のもくじ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ コラム 『認知症にならないために』
○ ご相談 『こむらがえりが辛いです』
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○ コラム 『認知症にならないために』
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「ボケ」は、従来の医学的表現では「痴呆症」と言ってきましたが、
最近は「認知症」という呼び方に変わりましたね。
痴呆の原因は大別して、
・アルツハイマー型
・血管性痴呆症
に分けられます。
☆<アルツハイマー型痴呆症>は、
→脳神経細胞の変性により脳が萎縮するために起こります。
☆<脳血管性痴呆症>は
→血流が悪くなり脳神経細胞に酸素や栄養が充分届かなくなるため、
と言われています。
私も最近物忘れがひどくなってきましたが、
この物忘れは老化によるもの。
一部分を忘れはするが、
判断能力が正常な間は病気でない、と言われます(ホッとしました)。
漢方では、痴呆のタイプを分けることはしません。
基本は
・脳の老化を防ぐ<補腎>
・脳血流を増やす<活血>
です。
いずれも昔から使われていて、
漢方の方が西洋医学より先を進んでいるのではと思っています。
具体的な漢方薬は、その方の<体質>と<症状>で考えます。
■「話す言葉がつじつま合わない、どうもおかしい」と思ったら
脳血流を良くし、脳を明晰にする<牛黄>がオススメ!
<牛黄>と<朝鮮人参>の組み合わせが脳を活性化します。
○霊黄参
https://www.kanpou.info/product/KY4854.html
■血流が悪い体質や、梗塞を起こした方、梗塞傾向がある方に
脳血流だけでなく、全身の血流改善で予防する
○冠元顆粒
https://www.kanpou.info/product/K10775.html
■すでに幻覚や妄想などがある方によく使われる
○抑肝散(商品名:ヨクカーン)
https://www.kanpou.info/product/KH8068.html
■高脂血症や小太りタイプの方、
少し前に東洋医学会でも症例が発表されていました。
○星火温胆湯
https://www.kanpou.info/product/K19426.html
■足腰弱く、体力低下し、冷えるような方に
よく使われる補腎剤です。
○八味丸
https://www.kanpou.info/product/UD2192.html
■漢方薬はどうも・・と言う方には、健康食品の<シーアルパ>がおすすめ。
主成分の<イチョウ葉><DHA>は脳血流の改善に良いとされ、
<DHA>は神経伝達物質の働きを良くするのです。
○シーアルパ・100
https://www.kanpou.info/product/NS3655.html
しかし薬だけでなく、
脳に刺激を与えて(外部からではありませんよ!)
脳を活性化する方法が大事です。
事例を紹介します。
1)知人のお母さん85歳
骨折で入院されたのですが、生死にかかわることでないので
付き添いはせず、看護は病院任せでした。
しばらくすると言葉がでなくなりビックリ!
慌てて娘さんが付き添って、始終話しかけることを努力され、
言葉を取り戻されました。
2)83歳男性
学校の教師を永年され、退職後もいろいろ仕事をされていたのですが、
年齢の関係ですべて辞められました。
そして子供さんと同居されていていました。
朝食後自分の部屋に入ってうたたねし、その後出てきて、
「朝ごはんはまだか?」と食事したことを忘れていたり、
夕食後うたたねの後「おはよう」ということがしばしば。
早速<霊黄参>を使い、1ヶ月でこのようなことがなくなりました。
確定診断は受けていなくても、
【体質に合った漢方薬】で改善する例はあります。
ご本人のためにも、早い対応が肝心です!
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○ ご相談 『こむらがえりがよく起ります』
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Q:
57歳女性 Kさんより:
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毎日朝方よく、
ふくらはぎあたりに「こむらがえり」が起こります。
ひどいときは声も出ないくらい辛いです。
どうしたらよいのでしょうか。
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A1:
こむら返りは筋肉の緊張状態により起こるのですが、
筋肉に充分栄養が行っていない(漢方では「滋養されていない」と言います)
ことが原因です。
そして、栄養が届かないのは、
・冷えで血流不良
・年齢とともに血流が悪くなる場合
・運動量が多くて補いきれない場合
・更年期などで起こる場合
もあります。
最もよく使われる漢方薬は<芍薬甘草湯>で、
即効性があり短期間は使えますが、浮腫を発症するケースがあり、
長期服用は控えたほうがよいでしょう。
過去に何例かトラブルをおこした方がおられました。
そこで、起こらないように体質改善するには
Kさんの場合は<四物湯>がおすすめです。
○四物湯(商品名:シモツS)
https://www.kanpou.info/product/KH0068.html
<四物湯>が含まれている<婦宝当帰膠>でもかまいません。
○婦宝当帰膠
https://www.kanpou.info/product/K13813.html
他にも、血流を改善する薬や、むくみを取る薬を使うケースがありますが
体質により判断が必要です。(漢方の基本です!)
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さて、
今号はこれでおしまいです。
前回のメールマガジン発行後に
東京で「糖尿病の中医学専門講座」を受講してきました。
とても難しい内容だったのですが、
・怖い病気であること
・若い間から生活習慣に注意すること
が大切であることはわかりました。
ブログにわかりやすく書いていますので、
ぜひご覧下さい。
http://www.kanpou-ichizen.com/2005/10/post_1d7a.html
http://www.kanpou-ichizen.com/2005/10/post_3715.html
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