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メタボリック・シンドロームとは?
まず、腹囲:男性85cm以上・女性90cm以上を満たすことが必須条件。
上記に加え次のA・B・Cの以上の2項目を満たすと、メタボリック・シンドロームと診断されます。
| A:脂質以上 | 中性脂肪150mg/dL以上 あるいはHDLコレステロール40mg/dL未満、あるいは、これらの薬物治療を受けている場合。 |
| B:血圧異常 | 最高血圧130mmHg以上あるいは最低血圧80mmHg以上、あるいは、これらの薬物治療を受けている場合。 |
| C:糖代謝異常 | 空腹時血糖110mg/dL以上 あるいは、これらの薬物治療を受けている場合。 |
正しく理解したいメタボ症状
不摂生な生活を続けるとまず肥満から症状が現れます。
1. 肥満
肥満は以下に続く病気の温床となり、早期の肥満解消が望まれます。
2. 高血圧
早期の高血圧は自覚症状は現れません。しかし、慢性的に高血圧が続くと、 血管にストレスがかかり、抹消血管など血管壁の薄い部分では破れやすくなります。脳で起こると『脳出血』、目の網膜で起こると『眼底出血』などです。
また、血管内に脂質などがたまりやすくもなり、血栓のリスクも高まります『心筋梗塞』、『脳梗塞』また、腎臓に障害を与え『腎不全』を起こします。
これらはいずれも生命に関わる病気です。
3. HDLコレステロール
コレステロールは一般に、『総コレステロール』、『LDLコレステロール』、 『HDLコレステロール』の3種類が測定されます。
(1) 『LDLコレステロール』
『LDLコレステロール』 肝臓で合成されたコレステロールを各組織に運搬します。よって、LDLコレステロールが血中に大量にあると、血管内壁にコレステロールが沈着し、血栓ができやすくなり、動脈硬化も促進します。
(悪玉コレステロールと呼ばれる所以)
(2) 『HDLコレステロール』
『HDLコレステロール』 は、抹消組織の過剰なコレステロールを肝臓に戻す機能があります。よって、HDLコレステロールが多くあると、LDLコレステロールを回収してくれるので、血栓予防・動脈硬化予防になります。
(善玉コレステロールと呼ばれる所以)
(3) 『総コレステロール』
『総コレステロール』 は、おおよそ両者の合計です。よって、総コレステロールの高い低いで良し悪しを判断するのは無意味です。
4. 中性脂肪
中性脂肪は、食事からの摂取や肝臓で合成され、血中を流れ脂肪組織に蓄えられます。
主に、体を動かす際のエネルギーとして利用されます。中性脂肪の値が高くなっても自覚症状は現れないことが多いです。しかし、高中性脂肪の状態が慢性化すると、徐々に動脈硬化を促進させ、血流障害を引き起こし症状が顕在化します。
5. 糖尿病
体の細胞が生きていくうえで必要な『ブドウ糖』。
ブドウ糖は血液中に含まれ、膵臓から分泌される『インスリン』というホルモンによって、細胞内に取り込まれてエネルギーとなります。
血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が上昇するとインスリンを多く分泌することで、糖を細胞内に積極的に取り込ませて血糖値を100mg/dL未満にします。
生活習慣の乱れなどでインスリンが十分に分泌できなくなり血糖が下がりにくくなることを糖尿病(2型糖尿病)と言います。 血管内の血糖が高い状態が続くと、微小血管が損傷され、『糖尿病腎症』、『糖尿病網膜症』、『糖尿病神経症』が発生します。
また、大血管が損傷されると、太い動脈が硬化し、『心筋梗塞』や『脳梗塞』などを起こし、急死の原因となります。
正しく理解したい臨床検査値の読み方
1. 肥満
(1) BMI 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)の値が
18.5〜24.9が普通体重。25以上を肥満と判定します。
(2) 腹囲・内臓脂肪面積 おへその位置でのX線CT断面写真上で内臓脂肪面積が100cm2以上を内臓脂肪型肥満と判定します。
ただし、X線CT断面写真は日常生活上頻繁に測定できるもので無いので、
近似として『おへそ周りの長さ(腹囲)』を測定します。
男性:85cm以上、女性:90cm以上が内臓脂肪型肥満と推定されます。
2. 高血圧
□ 医療機関で測定する場合
最高血圧140mmHg以上 最低血圧90mmHg以上
のどちらかもしくは両方を満たす場合を高血圧と診断します。
□ 家庭で測定する場合
最高血圧135mmHg以上 最低血圧85mmHg以上 のどちらかもしくは
両方を満たす場合を高血圧と診断します。(医療機関での診断よりも低い!!)
3. HDLコレステロール
40mg/dL未満で、脂質代謝異常と認められます。
4. 中性脂肪
150mg/dL以上の場合を高中性脂肪血症と言います。
5. 糖尿病
空腹時血糖110mg/dL未満が基準範囲になります。
この値を越えると注意が必要となります。

