古村滋子先生のラジオ漢方談義 : 古村滋子先生がKBS京都ラジオの「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」で漢方についてのお話をしました。漢方の基本姿勢と生活への活かし方が、 これを読めばバッチリわかりますよ!

第6回(5/11放送分)高血圧のはなし


笑福亭晃瓶さん、中村薫さんとの放送風景
登場は・・晃瓶=笑福亭晃瓶さん  =中村薫さん  古村=古村滋子先生
ほっかほか健康サロン 晃瓶 デイリー漢方へようこそ
晃瓶

さて、火曜日はもうすっかりおなじみでございます。まっ、漢方という事でね、いつもの9時半あたりにお話させて頂いております。今朝もスタジオにお越し頂いております。

健伸堂薬局の古村滋子先生です。
晃瓶・薫 おはようございます。
晃瓶 さて、僕ね、古村さん。スポーツクラブでよく血圧測るんです。これはもう、癖の様に測るんですけど、毎日午後に測るんですけど、日によっていっつも違うんですよ。
ほー、大きく違いますか?
晃瓶 大きく違います。あのー高い時には130位あったり、低い時は90台やったり。それ位ね、上がですけど、ちょっとした事でコロコロ変わったりするんですけど。
漢方というところからね、高血圧、血圧という事でお話しを伺いたいと思います。
は〜い。
晃瓶 さ、今も言ってたんですけど、高血圧の方、結構ようけいてはりますわ。男でも女の方でも。
特に年輩の方なんかよう聞きますね。
晃瓶 もう、横ではかってはんの見ててね。上が160、170って人いてはります。
他人やけど心配でね。大丈夫かな、こんなに高うて。それ位心配なんですけども。
どうですか? 古村さん。この高血圧、たくさんいてはるんですか?
古村 そうですね、今、高血圧の患者数っていうのは3千万人以上って言われてますね。
晃瓶 そんなにいてはるんですか。3千万人…。
古村 そうなんですね。60歳を超える方の約6割の方が血圧が高いというふうに言われています。
いや〜6割。
晃瓶 年齢重ねるとどうしても高くなるって言うんやったら、ついつい、なんか、そんなもんやと思いがちですけども。やっぱり駄目なんでしょ、高いとね。
古村 やっぱり血圧っていうのは、血管への圧力ですから、血管へのダメージが強くなりますよね。
晃瓶 よく、古村さん、血管はホースやと思えと。
古村 そうです、そうです。
晃瓶 だから、つまり圧力をいつもグーっとかけてると、ホースが弱ってくる。
古村 年が若いと血管に弾力がありますが、お年を召してきますと、弾力がなくなりますよね。
晃瓶 なるほど、なるほど。
古村 それが動脈硬化という形で、それがこうじてきますと狭心症とか、脳梗塞とかになって・・。
晃瓶 なんでいつも、こう高くなっていくんですかね?原因ってなんでしょう、これ。
古村 そうですね、それは病気を持っていらっしゃる方、甲状腺機能亢進症とか、肝臓の障害をもってられる方は上りますが、でも、ほとんどが原因不明の本能性高血圧っていうのが。
晃瓶 そうですか、それは厄介といえば厄介ですね。原因がわからないって事はね。
  ここでは漢方ですから、漢方からみた高血圧をちょっと教えて頂きたいんですけど。
古村 そうですね、漢方の場合はやはり個人の症状とか体質に合わせて薬を決めていきますから、いろんな不快感、例えば、お腹が悪いとか冷えるとか、頭が痛いとか。そういう症状を取ることによって結果的に血圧が下がるという様なやり方をするんですね。
晃瓶 は〜、なるほど。
古村 今の西洋薬の場合は、降圧剤は直接血圧を下げるのが目的で根本的治療にはならないんですね。
晃瓶 なるほど。
古村 ですから、一度飲みだしたら、ずーっと飲まなくちゃいけないと。
晃瓶 そうですね。もう常用されてる方いらっしゃいますもんね。
そうですね、はい。
古村 そういうのが違いですね。
晃瓶 なるほど、なるほど。あの、漢方の名前って難しいんですよ、これは。
なかなか覚えられませんが、どんなもんがありますか?
古村 血圧が高いということを2つに分けましてね。顔がのぼせて赤ら顔、いかにも倒れそうって方いますよね。そういう様な方に使う薬にですね<黄連解毒湯>というね。
晃瓶 黄連解毒湯?
古村 黄連っていうと、これは有名な丹波黄連って歴史があるんですけども。で、黄連で体の毒を出しましょう、<黄連解毒湯>というお薬で。その中には、皆さんご存知の渡哲也さんの「くちなしの花」って歌ありますよね。あのくちなしの実。あれも中に入ってるんですね。
へえ〜。
古村 そういうのがですね、黄連解毒湯の中に入っていて、熱やのぼせを下げることによって血圧がコントロールされていく代表的なものですね。それから、今度は便秘が大敵なんですね。
晃瓶 便秘で、普通に女性の方はよく便秘多いって伺いますけど。それも血圧上るんですか?
古村 上ります。トイレできばると頭の方の血管に力が入りますよね。
晃瓶 特にね、寒いとき、お手洗いでグッと力んだりすると血管が切れるとか倒れる方多いのも、そういう原因があるんですか?
古村 それには黄連と大黄や後いくつか入りました<三黄瀉心湯>というお薬もあるんですね。
晃瓶 便秘にいいと。
古村 便秘にいいです。はい。だから便通を整える事によって脳の圧迫を下げていく。
ふ〜ん。
晃瓶 便秘から血圧が上るというの、初めてですわ。
古村 それから排尿、おしっこですね。それをちゃんと巡らしてやる、だから循環を良くしてやる、血液の循環も水の循環も食べ物も循環させるっていうのが基本になりますね。
晃瓶 かつて、僕、微妙やなぁ思った時があってね。病院でね、血圧測る機械あるじゃないですか。
でね、綺麗な看護婦さんに測ってもらうと高くなりますよ。そういうのあるらしいんですよ。
ありますよね。
晃瓶 それで、男の先生に測ってもらうと正常やったりするねん。これって不思議なもんで。
ちょっとした思いで血圧って上ったり。そのへんの見極めも大事かもわかりませんね。
古村 そうですね。それは家庭で血圧をいつも測っておくという<家庭血圧>ってのがありましてね。朝起きたら1時間以内に、それから寝る前に測るとか、1日2回測っていただいて、上が130〜下が85以下だったらOKなんですね。
晃瓶 上が130以下、下が85以下だと正常。これ、年齢はどうでしょう?
古村 ちょっと違ってきますね。
晃瓶 ご年輩の方が若干高い?
古村 高くなりますね。で、それを自分の目安として持ってて、病院へ行って、お医者さんの顔とか、綺麗な看護婦さんの顔見ると血圧が上る、白衣高血圧というね、そういうのあるんです。
聞きました。日常にお家の方で常に測って、自分の体調を確認しておく事が大事なんですよね。
晃瓶 例えば予防みたいなんて何かありますか?
古村 そうですね、予防としては、一番よく言われていますのは食事、塩分制限。これはもう大事ですね。それから、やっぱり肥満にならないように。
晃瓶 肥えすぎも駄目なんですね。
古村 体重を維持しなさいと。それから、アルコールを制限してください。
晃瓶 お酒。
古村 はい、そのようにすればですね、だいたいコントロール出来るといわれてますけども、やっぱり運動ですね。有酸素運動、それは血管を拡張します。
あーそうですか。
古村 それから、やっぱり食事を取る時にトマトとか蕎麦とか、そういったコレステロールを下げる物とか血管を丈夫にする物とか。あるいは柿とかね、又、杜仲茶を取るようにとかですね。
晃瓶 なるほど、なるほど。
古村 それからカルシウムをいっぱい取って。つまり、やっぱり日頃ちゃんとまじめに整った生活にしましょうという事が一番大事かもわかりませんよね。
はい、わかりました。今朝もどうもありがとうございました。
古村 ありがとうございました。
「ほっかほか健康サロン デイリー漢方へようこそ」
6回目の今日は「高血圧症」について、健伸堂薬局の古村滋子先生にお話を伺いました。
来週は、「かくれ脳梗塞」についてってことですからね。来週もお楽しみに。


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